金庫の次はポルシェ
左は集中ドアロックユニットで右はセキュリティーユニット。どちらも空冷ポルシェの部品で金庫の次はポルシェのピッキングでもやろうと思って(笑)中を見ている。
症状としては夜中に「プワーッ!プワーッ!」と警告音が鳴る事があるらしい。そんなのはだいたい妖精か小人の仕業なんだけど、彼らがどこに潜んでいるかが問題。
面倒くさいのはこのユニットだけでシステムは完結していないこと。車体側のドアスイッチとかボンネットスイッチとか各キー位置に応じた電源の有無とか、色んな情報が集まってきてそれらをひっくるめてユニットが判断しているだけだから。
だからお金持ちだから「セキュリティーユニットを新品交換して置いて!」と言えば済む話じゃ無いわけ。でも単体での動作とトラブルの可能性は調べておくべきなので調べてみた。
どちらも正常に動作する感じ。こんなユニット単体の動作説明なんか資料は無いので、車体側配線図と内部構成から想像した動作だけどまともっぽい。
気になったのは基板裏の半田で、ドアロックユニットの方はリング状の半田割れが多発していた。修正はしたけど半田の溶けも明らかに変。と言うことは初期の鉛フリー半田じゃ無いのかな?と。
対してセキュリティーユニットの方は綺麗なもの。クラックが無いだけじゃなくて表面が金色に輝いている。こんなの初めてみた。半田面を金メッキ(できるのか?)した後で透明の保護層がコーティングしてある感じ。
ロックユニットの半田クラックが気温変化で接触不良を起こして居る可能性があるけど、それ以外にも車体側配線のコネクタとか接点の接触不良も考えられる。ドアスイッチとかは解放時に「閉」なので夜中に接触不良で勝手に「閉」に成る可能性は低いけど、ボンネットスイッチとかはスイッチのバッテリー側に12Vが来ているかGNDに落ちているかを見ている。これだと夜中に電球ソケットの接触不良が起こり、12Vが到達しなくなる可能性がある。
まあそれ以外にも12Vが来ているべき経路上の全てのコネクタとかスイッチが一時的に接触不良を起こす可能性はある訳で、「ユニットの動作を確認してください」なら良いけど、「夜中に鳴らないように治してください」と言われると、トラブルシューティングが嫌らしい難しい仕事だなあと言う感じ。
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コメント
今月はじめ、944のコンピュータを入手された模様。
・・・・ポルシェとは行かないでも、原付きなどのFI(フューエル・インジェクション)を研究してみようかナ〜と、思いはじめてます。
投稿: そクラテす | 2016年12月20日 (火) 11時45分