絶縁破壊
ローバルの試験片、1日たっても変化が無いしどちらかというと抵抗値は増大している。ライターの遠火であぶったけど大きな変化はなく、変なオッサンの言っていたコヒーラ的刺激をテストすることに。
IGコイル試験機でバチバチ火花を飛ばし、その横にアンテナ的なヤツを接続した試験片を置いた。でも変化が感じられない。と言うことでコイルの高圧系統に直列に挿入してみることに。
写真では手で持っているけど、いくらバカな私でも高圧側を手では持たない(笑)。こんな配線で試験しましたという模式図。
結果は劇的で40MΩの抵抗が一気に18Ωまで減少してしまった。叩いて衝撃を加えても元には戻らんからコヒーラ検波器の代わりには成らんけどね。
たぶん亜鉛の粒々の間に有った樹脂層が順に絶縁破壊されて導通していったのだと思う。問題はどんな感じで導通しているかだ。普通に考えて全部の幅で均一に導通しているとは考えにくい。雷の様にギザギザに導通して居るんだろうか、それとも最短距離で中央を直線か、それとも一番端っこを直線か。
どうやったら様子を知ることが出来るかな?と考えて、この抵抗値なら電源を繋いで発熱の具合を見たら良かろうと気がついた。サーモグラフィーを持ち出して発熱の具合を観察したのが2枚目の画像。
これは100度くらいでサチレートした時のデータだけど、そこまでの温度上昇中でもほぼ均一に発熱していて予想を覆された。一部が絶縁破壊されて低抵抗に成ってしまうと、その後はそこばかり電気が通りそうなモンだけど結果は違った。
理屈は良く解らんけど面白い。耐久性は不明だけど容易に面発熱体が得られる事が解ったから。この状態で5Wくらい発熱している。用途は思い浮かばんけど何かに使えるかもしれん。
夕方の散歩の途中の出来事。ちゃしろと細い道を歩いていると正面から帰宅途中の嫁さんが来た。彼女はランティスを止めるなり「私がちゃしろチャンと散歩に行く!」と叫んでリードを奪い取り、そのまま道の奥へ消えていった。
ドアが開いてエンジンがかかったままのランティスが残っている。免許証無かったけどこのまま放置しておく訳にもいかず、運転して家まで持ち帰り急いで着替えてランニングに出掛けた。
脱サラ起業出来たのも、ボロボロのポルシェを買えたのも彼女と結婚したおかげだと感謝しているけど、日々くり返されるこの手の小さな衝撃には毎回驚かされる。本当に解らん人だ。
ラン 11km
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コメント
確かに!!
車を飛行機にしたり ブルドーザーにしたりする人達のことは よ~~わからん。。笑
ほ~~ら!! コヒーラじゃん!!
樹脂膜があるから 復帰はせんと思っとった。。
神様と 呼びなさい!!ガハハハ
投稿: MASA | 2016年9月24日 (土) 13時08分
まだダメダメ、自己保持せずに復帰するように成ったら神様と呼んであげるわ。
あの人達の事は確かに解らん。たぶん死ぬまで解らんと思うね(笑)。
投稿: みつやす | 2016年9月24日 (土) 15時22分
表皮効果って言葉があるくらいので、表面を流れているんでは?
インピーダンスメーターを持っておられると思います。LCR部がわかるでしょうから、スペアナか何かで、発振するする周波数が概ね特定できる事と思います。(インピダンスアナライザーなら簡単)
DC部だけの話なら、昔のハンダこてが30Wなので、20Wくらいで、行火になるんじゃないでしょうか?4枚をパラに接続。これからの季節には、ありがたい品物に変化するカモです。でも電流がバカにならんので、実用性はナイかも?
投稿: そクラテす | 2016年9月24日 (土) 21時39分
交流的な話は頭が悪くて良く解らん様に成るので(笑)、直流限定でヒーターとしてだけ考える事にします。
車の熱線補修には少し物足りない感じなので、プリント基板上に塗ってツェナーとかクリスタルとか乗せて簡易の恒温槽とか出来んかな?とか。
投稿: みつやす | 2016年9月25日 (日) 09時42分