ローバル再検証
ローバルの導電性に関して再検証の必要性を感じたので、前回とは少しやり方を変えて抵抗値を測ってみた。
前回は段ボールに筋を書いてテストリードを押し当てると言う方法だったけど、今回はプリント基板の銅箔を剥がし、前回よりは定量的に測定が出来る様にしたつもり。
銅箔を切り取った範囲は30mmx10mm。両端の銅箔表面は磨いてある。感覚的に半田が素直に乗るくらいに。そしてこの切り取った部分にローバルを塗っていく訳。銅板とローバルの接続の意味で、左右の銅箔上はそれぞれ10mmずつ重ね塗りした。
塗る前は当然抵抗値は無限大。違う測定器を使えば何らかの抵抗値が測定できると思うけど、うちにある計器では取りあえず無限大。
塗った直後に測定してみたけど同じく無限大だった。これは何となく解る気がする。樹脂の中に亜鉛の粉末が浮游している訳で、揮発成分が飛ぶまでは粒々の間は樹脂で絶縁されているだろうから。
乾いて行くに連れ徐々に抵抗値が下がってきた。乾燥は割りと速くて10分もすれば抵抗値がサチレートした感じ。そしてその抵抗値は40MΩだった。
うーん、と言う感じ。隙間の面積とか体積から計算するまでもなく、これって絶縁に近い数値だと思う。古い機器のプリント基板とかで、これよりも低い絶縁抵抗を示すヤツを何個も触った事が有る。
もう一個解ったのは導電性に方向が有る感じ。今回測定した方向は絶縁傾向だけど、銅箔に鉛直方向だと抵抗が低い感じ。まあ塗膜の厚みしか無いから定量的に計算する必要が有るけど。
ここまで来てローバルの数値を見直して見たのだけど、単位がイマイチ解らん様に成ってしまった。塗料とかコーティング専用の言い方が有るのだろうか。
久しぶりの晴れた休日なので午前中にランニング。最近ははっきりとデブなので身体が重い。まあこれは想定内。でも食っている割りに筋肉が増えてない気がするなあ。半年とか1年の長い目で見る必要があるんだろう。
晩飯はおかわりして2杯食べた。その後で武友さんに貰ったおはぎも食べた。流石に食べ過ぎた感が有る。チューブ引きを必死でやったけどこれじゃカロリーは減らん。
チューブ引き
ラン 11km
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コメント
それって・・・。
江戸?なにわ?のメーカーから直に、福岡に営業に来てる人に聞いた事があります。
手で混ぜるんじゃなく、機械で撹拌する事を前提にしてます。
って事なので、・・・・手で混ぜてません?
投稿: そクラテす | 2016年9月23日 (金) 11時57分
いや、機械も何も良くある塗料缶に入って居るんですが・・・これを機械に入れて混ぜろって事ですかね?。少なくとも説明書には機械の指示は無かったですけど。
投稿: みつやす | 2016年9月23日 (金) 12時27分
一斗缶の説明にはモータ式の攪拌機を使ってますね。でもこの程度なら普通の塗装屋さんが他の塗料に対してもやってる範囲なので、同じように考えれば小型の缶の場合は刷毛かヘラで底まで混ぜて違和感が無くなったら同等な気がします。
投稿: みつやす | 2016年9月23日 (金) 12時40分
そんでもって・・・・追加情報として
あと、皮膜計ってあります?
2回塗りが基本だったと思います。
投稿: そクラテす | 2016年9月23日 (金) 13時07分
私も錆び隠しなどのローバルを使ったりしますが、高抵抗を示すのは知りませんでした。
静電気の帯電防止とか放電に使ってもいいかも?でしょうか?
投稿: riki | 2016年9月23日 (金) 15時32分
>そクラテす さん
膜厚計は有るのですが、今の抵抗値がMΩの単位なので大した差は無いだろうなあ、と言う気持ちです。
>riki さん
今までの実験では、塗膜の長手方向には絶縁物に近い高抵抗です。しかし膜厚方向には接触面積にも依りますが数Ωを示す事が有るんです。概略の計算では厚さの影響だけでは説明が付かず、方向性が有るのかな?と言う気持ちです。
今日、追加で面白い実験をしましたので上手くまとまればアップします。
投稿: みつやす | 2016年9月23日 (金) 18時48分
差異が認められない件ですが、
抵抗なので、20℃か、25℃が基本値だろうから、冷やすと下がるんでしょうネ~。温めると上がる。そんなデーターも、お願いします。
投稿: そクラテす | 2016年9月23日 (金) 19時33分