モータは直ったけど
午前中はスイミング。今日も途中から私だけ別レーンで別メニューに成った。久しぶりにフィンガーパドルが出てきて、それを装着した状態で50mを20本。
途中で色々と指導が入った。息継ぎの時の顔の角度、口の開け方、リカバリーの腕と顔の動き、掻き方にメリハリが無い、等々。久しぶりに少し強度を上げたメニューが入り、これに付いていけば少しは強くなるかな?と将来に向かって明るい?気持ちに成れた。
午後はポルシェ屋さんに行って、メカの人と燃えた電動ブレーキブースター関連をゴチャゴチャ。あのモータは結局再生する事に成り、生きていた片側のブラシホルダだけ使ってベース板や片側のホルダなどは全部ゼロから作った。
写真は途中の位置確認の状態なので最終形状じゃ無い。隠している訳じゃ無くて最終状態で写真を撮るのを忘れてしまっただけ。まあこんなイメージでと言う事。
モータはトータルで10時間以上は慣らしと試験をした。そのおかげか車体に装着しても無事に油圧は立ち上がってブレーキは効いたらしい。でもモータが止まらないと。。。テスト配線とか作って行ったけど、原因を断定する事は出来なかった。
モータが回って油圧が立ち上がったと思われるタイミングでもモータは止まらない。その前後でプレッシャスイッチ?の5本のピンは電気的に変化が無い訳。これはスイッチが壊れて無反応に成っているか、何処かで油圧がリークして停止圧まで上がっていないか、モータまたはポンプの性能が低下して停止圧まで上がっていないか、まあそんなところが考えられる。この辺りを突き止めるには油圧を測定する必要が有る。。。
随分探したけど、この辺りは外人さん達も手を付けていない感じで情報が無い。ブレーキ圧だから10MPaくらいまでは行く可能性がある。不確かな情報としても8MPaだとか10.2MPaと言った話があるからそんなモンだろう。
と言うことで16MPaくらいの油圧計と、テストポートに合うフィッティングと接続配管を準備しないといけない。うーん、面倒だけど面白そうな話だ。
簡単にスイッチですね、と言ってスイッチを交換し、それでも治らなければポンプとアキュムレータも変えてみましょうと言う対応も有ると思う。でもそれでは真の原因究明には成っていないし、最適で最善の修理じゃない。勘とお客さんの財布に頼った作業だ。
今回は時間が掛かるかも知れないけど、まともな手法でトラブルシューティングしていこうと思う。そしてそれを許容してくれる某ポルシェ屋さんにも感謝。
スイム 3.0km
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コメント
一度ぐらいは、思いつくままに新品部品にとっかえ・ひっかえの交換したら楽だろうなぁ、と思うことは、正直あります。今回は時間と猶予を頂いた素敵なオーナーさんに出会えて、何よりだと思います。
投稿: ラモ | 2016年7月31日 (日) 17時38分
ポルシェは古い部品も出るので、そう言う作業も可能と言えば可能なんですが、それって修理じゃ無くて金持ち相手の単なる物販でしか無いですね。
バブルの頃なら成り立ったかも知れませんが、志が低いと思うし今の時代では長続きしないような気がします。
投稿: みつやす | 2016年7月31日 (日) 19時48分