牛歩のごとく
トランスが出来つつある。空冷ポルシェに採用されているBOSCHのCDI、その中でも3ピンタイプと6ピンタイプに内蔵されているトランスの互換品が。
コアと巻線など電気的な特性に関してはだいぶ把握できた。この分野も煮詰める必要が有るけど、単純で物理的な部分も準備しないと互換品として完成しない。
と言うことでコアを挟んで取付穴を提供するフレームを作った。最初は手作業で作ったけど面倒だったし見栄えも良くない。と言うことで精密鈑金屋とメッキ屋に外注して誰が見ても製品に見えるフレームを作った。仮組したけど悪くない。フレーム間を繋ぐスペーサが来たら見分けが付かん位の出来栄えに成りそう。
こんな仕事が沢山来るわけじゃない。或る程度来たとしてもここまでやっていたら仕事には成らん、大赤字だ(笑)。でも先日のようにコアが割れて居たり微妙に劣化したヤツとか有る。それを放置したり延命治療的な作業だけで出荷するのも気が引ける。
7割が現存しているという空冷ポルシェ。中途半端な作業で済ませていると、私が死んだ後で別の作業者が中を見てガッカリするかもしれん。あの世からそんな姿を見るのは少々心苦しい。
そんな気持ちで少しずつ時間を作ってはどうでも良い様な作業をしているのだけど、このトランスも少しずつ前進してもうじき形に成りそう。前に進んでいれば何とか成るモンだ。
アルファに関して嬉しいかも知れない情報を得たので、明日の昼間に作業しようと思って今日はその分の仕事三昧。トレーニングは出来なかったけど、こういう部分は零細企業の良いところかもしれない。
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