フェライトを削る
頼んでいたフェライトコアが来たので早速実験開始。コイルはあらかじめ同じ仕様で新規に巻き直してある。ボビンだけは流用だけど。そのコイルの中に修理した純正コアと新しいコアを交互に入れながら、各巻線のインダクタンスが同じに成るようにギャップを調整した。
ギャップ部分の加工だけど、ドリル研磨に使っている自作のダイヤモンドホイール付グラインダを使った。案ずるより産むが易しとも言えるけど、端っこが直ぐに欠けて意外と難しいとも言える。まあ手作業でも出来ん事は無いと言うレベル。
ギャップは純正と同じく0.6mmくらいにしたら丁度よいインダクタンスに成った。コアの材質が違うだろうからどうなるんだろう?と思っていたけど、磁気的な抵抗値を考えたら当たり前の様な気もしてきた。
1Ωの抵抗に直列に100Ωとか110Ωを接続してトータル電流を調整する場合、元ネタの1Ωが2倍の2Ωで有っても調整する高抵抗の値には大差ない。桁違いに磁気抵抗の高いギャップを入れる場合には、元ネタのフェライトコアの材質は大して影響しないんじゃ無かろうか。まあ他の特性で問題が起こる可能性はあるけど。
インダクタンス的に3個のコイルがほぼ想定通りに成ったので、高性能汎用コイル試験機に繋いで動作状況を見てみた。結果はオリジナルのコアとオシロの画面レベルでは違いが見つからない程似た動作波形が得られた。
イイ感じだ。これでトランスまで死んだポルシェのCDIを再生する道筋が見えてきた。今回の例で行くと純正のコアは中央部の切り欠き部分で割れて居るのだけど、ほぼ同じ特性が得られるのなら振動の多い車載用としては切り欠きの無いこのコアの方が適している可能性も高い。
調子に乗ってトランジスタを入手しやすい互換品に交換してみた。これはスペック的にも少し向上しているので修理交換用としても好ましい。しかし若干の問題が出てしまった。
交換してコレクタ電流を測定すると最後の方でトランスが飽和している可能性が出てきたから。hfeが少しだけ高めなのでそのせいだろうか。この件に関してはまた別の機会に書いてみよう。
夕方は飯塚のプールへ。日曜の練習会で不甲斐ない泳ぎだったので少し練習内容を見直してみようと思って。
数年前に比べて25mレベルなら泳ぎは格段に綺麗に成ったと感じている。同じタイムを軽い泳ぎで出すことも出来る。でも長距離に成ると全然タイムが向上して居らず、特に骨折のブランクが有る今は昔より遅い。。。
フォームの崩れを嫌って自己流の泳ぎ込みは避けていたのだけど、そう言う方面もやっていかないと長距離が泳げなく成りそうな気がしてきたわけ。
スイム 1.8km
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