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2016年5月16日 (月)

遊星の減速比は

05161 妙な遊星減速機構が使ってあったポルシェ993?のオドメータ、なんとか仮組をして試験開始。基板から追っかけたそれっぽいピンに仮の信号を入れたら速度計の針が振れた。ここまでは正常だった部分だから当たり前。でも問題のオドメータが動かない。。。困った。
 まだかしめて無いからどうにでも成るけど、どこが不味かったのかな?としばし悩む。ギヤが壊れたからステッピングモータがロックしてしまい、モータ巻線かドライブICのどちらかが死んだのだろうか、だとしたら面倒な話だ。そんなことを思ってボーッと眺めていたら数字が動いた気がした。そしてじっくり眺めてみると最下位がkm単位で有ることに気がついた。
 そりゃ動かんわ。今は60km/hに設定しているのだから1km過ぎるには1分もかかる。せっかちなので300km/hちかくまで加速して10秒ちょっとで動くようにして様子を見た。

 ここで中の構造や速度計の読みとオドメータの関係を考えてみた。ステッピングモータのコイルは5個に見える。クリック感は10回/1回転なので取りあえず10P/1revとしてみる。ピニオンの歯数は9Tで遊星歯車の歯数は15T、内歯車の歯数はたぶん42Tくらい。ここでピニオン入力でキャリヤ出力とすると減速比は・・・紙に書いて考えたら42/9+1=5.666・・・かな?。
 さらにキャリヤに17Tの歯車が付いて21Tの歯車に伝達。この21Tにフックが付いていて1回転に1回オドメータを進める仕組み。結局(42/9+1)*21/17=7がトータルの減速比という事に成りそう。ステッピングモータのパルス基準だと70pで1kmという事に成る。
 試験速度の60km/hを表示させるには信号発生器の周波数を70Hzくらいに設定する必要が有った。70Hzで60秒間のパルス数は4200p、1kmカウントアップに必要なステッピングモータ入力パルス数は70p。この辺りを総合して考えると、電気的に1/64にしているんじゃ無かろうかと思う。
 すなわち、1kmカウントアップに必要なメータ入力パルス数は7*10*64=4480p。これを基準に60km/h時の入力周波数は4480/60=74.7Hz。となる。試験時の70Hzとは若干の差があるけど、試験は2分間くらいしかしてないし、速度計にも誤差が有るし、オドメータにも誤差が有る。まあこんなモンでしょ。と言う感じ。

 昨日の疲れはあまり感じられなかったので、風呂の前にエアロバイクだけ漕いでおいた。

バイク 12km

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コメント

回転計も288ステップのステッピングモーターでやってるバイクも出てきてる様です。
マイコン入れて部品代が500円でできるそうですが、田舎じゃ部品が買えなので、送料入れて1000円くらいでしょうか?
動画を見ると4ミリセックで動作させてるのを見るとレスポンスよさそうです。ソフトの依存度が高いでしょうけど。

投稿: そクラテす@windows10EE | 2016年5月17日 (火) 12時06分

 ステッピングモータだとムーブメント自体の精度とかリニアリティーの問題がほぼなくなるので正常進化でしょうね。

 実は以前からステッピングモータ方式のタコメータを考えてます。スミスの機械式みたいな動きをするヤツ。旧車乗りに10万くらいで売りつけたい(笑)。

投稿: みつやす | 2016年5月17日 (火) 12時37分

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