熱風責め
半年くらい前に修理したポルシェターボの8ピンCDIが帰ってきた。数分乗ったらパンパン言いだして吹けなく成るらしい。前回の記録を見てみると回路中にはっきり溶断している場所があり、その部分と関連箇所を修理している。今回は中途半端に劣化した部品が熱に負けているのかな?。とか思いながら回収してきて取りあえず試験。
前回はうちのコイルを使ったけど、今回はコイルの可能性もあるから装着してあったコイルも借りてきた。超高性能?火花試験機を出すのが面倒だったので、とりあえずテストプラグで試験開始。マルチスパークですと嘘が言えるような写真が撮れた。
しばらく動かしても何も起こらないので、ヒートガンを持ってきて熱風責めの刑に処した。ポルシェターボのエンジンルームは過酷な環境だろうと妄想しながら。
ケースの外側からだけでは何も起こらないので、蓋を開けて部品を直接責めてみた。すると電圧がふっと下がる現象が起き始め、これかな?、どこかな?、と思ってガンガン加熱していたら突然死んだ(笑)。
困ったなあ、これじゃどの部品が悪かったのか解らん。しかも壊れてしまったのなら手間が増えた。いやいや、不調の部品が都合よく壊れてくれたのなら、トラブルシューティングの手間が省けたと考えたらいいやん。。。色々考えながら面倒に成ったので寝た。
今日は嫁さんが散歩に行くというので私はランニング。今度の日曜日はリレーマラソンを走れとshinakoさんに命令されたので短距離の刺激を入れようと思って。
でも走り出したら気分が変わった。今年の最終的な目標は宮島と皆生に参加して完走する事だ。それなら短距離高負荷の練習なんかリスクが高いだけで要らんだろ?。そう思い直してペースを落とし、いつものコースをフォームに気を付けながら走ってお終いにした。
リレーマラソンは1周2kmのコースを交代で回る。一緒のオッサン連中は郡市対抗駅伝の50代代表に成ったり、ローカルレースの50代で優勝する様なヤツばかり。2kmで私と1分くらいタイムが違う。ああ、泣きそうだ。
ラン 18km
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コメント
基準温度が20℃であったり25℃であったりですが、試験の場合、40,60,85,105.125℃が主に使われます。マイナス側は、-40,-30℃です。ヒートガンは、アチチ過ぎてハンダが解けるでしょうから、チャンバーでちゃんと試験して下さい。
自分のマシンはCDIが付いてます。サイリスタでゲート時間を操作するヤツです。ソリッドステートのモジュール化してあり、多KU損で約800円くらいの。もちろんアウトバーンの追い越し車線を走行できるスペックのモノではありませんw。でも、なぜか同じCDIを、プジョーなどが採用していますw。
投稿: そクラテす@windows10EE | 2016年5月13日 (金) 18時18分
それにしてもサーモフラフィカメラが出動してナイのは頂けません。
使ってるCDIは、35~36年前のもの、そろそろ交換しいようと思います。
投稿: そクラテす@windows10EE | 2016年5月13日 (金) 19時27分
全体を均一に昇温すると悪いヤツが解らないので、ピンポイント責めにしようと思ったのですが熱風が横にも逃げて局部的な加熱は無理でした。冷却だとパーツクリーナとかで割りと行けるんですけどねえ。。。
サーモグラフィーを取り出す暇もなく壊れてしまったので、完成後の温度分布測定辺りで登場の予定です。
投稿: みつやす | 2016年5月13日 (金) 19時36分