激しくカッコワルイ
今はポルシェ356の電気式タコメータが2台も手元に有る。動作不明のヤツでも5万以上するような貴重品だから手が震えるけど、仕事だと割り切れば気にならなく成るから不思議。
で、1個目を開けてあまりの惨状に頭がクラクラ来てしまった。356のオリジナル制御基板はメータフレームの中に内蔵されていてスッキリ収まっている。ところがコイツは他のメータの基板を流用したあげく「ねじりっこ」と呼ばれる紐で括りつけて有ったから。
「5,000円でヤレ」とか「明日の朝までに持ってこい」と言われたのかも知れないから無条件に非難はしたくないけど、あまりにカッコワルイ作業に涙が溢れる。しかも比較的最近の作業と思われるにもかかわらず、うちに入ってきた段階で針は跳ねるし値も不正確で全く使い物に成ってなかったから最悪だ。
今回はオリジナルの基板が無いのだから本来ならこの時点でお手上げなのだけど、幸いにも1年くらい前に作業した時に基板を起こして特殊工具まで作って居た事が幸いした。
あのときは仕事としては大赤字でほとんど趣味と意地の世界だったけど、こうやって活用できる時が来ると何となく嬉しいというか誇らしい気持ちに成る。これなら次の世代の技術者が中を開けたとしても、墓場の中で恥ずかしい気持ちに成らずに済む。違いは基板の色と材質くらいだから。
数日前に書いた同じくポルシェ356の電気・機械式時計だけど、連日の?夜なべ作業で何とか完成まで漕ぎ着けた。こっちも意地だ。
今日は別の仕事をしながら電波時計と並べて誤差の状態を確認中。針の位置による引っかかりとかも有るから、最低でも24時間は運転しておく必要が有る。
朝夕とちゃしろの散歩には行ってきたけど、寝る前にエアロバイクだけ漕いで置こうと思う。
バイク 12km
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