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2015年12月19日 (土)

世にも奇妙な物語

12191 寒くなって来たので白骨号もヒータを入れるように成った。それなりに効くし風も出ているけど何か昨年までの記憶より弱い気がした。で、詳細に見て行ったら電動ブロアが全く回って無いことが判明。今日はその修理の話。
 回転不良の原因は、エンジンルーム内に有るコントロールユニットの中の大きなリレーのコイル断線だった。なんか見たこと有るなあと思って探したらDMEリレーに使ってあるリレーと同じ物と判明。ジャンクのDMEリレーから移植して修理完了。
12192  このリレーはあまり良くない気がする。DMEリレー内でも焦げて動作不能に成ったのと、今回と同様にコイル断線を1回ずつ見たことが有るから。将来的には別のリレーか半導体式に交換したい所。
 そのトラブルシューティングの過程で奇妙な現象に出会った。2枚目の画像を見て欲しい。ポルシェの電装を弄ったことがある人なら無意識のうちに違和感を覚えるはず。。。そう「茶色線から+12Vが出て居る」事に。
 そう、私のヒータブロアには通常とは逆(配線図とも逆)の極性で12193 電源が来て居た。2年半ほど乗ってメンテしてきたけど、今始めて知った。
 そこで正しいのは何か、どこが間違っているのか、一つずつ追っかけていったわけ。まずはシロッコファンの回転方向。これは赤い矢印の向きに回るのが普通らしい。配線色通りに茶色にマイナスを繋いだらこの向きに回る。と言うことは今は逆転している事に成る。でも遠心力がメインのファンだから風は出る。体感で5割は違っていたけど。
12194  そこでハーネスの何処かで間違いが起こっていると判断し、外から見るけど直ぐにチューブに入って解らない。そこで意を決してチューブを切り裂いて中を追っかけた。
 太いメインハーネスの手前までは追っかけたけどクロスしてない。ミツワの整備士が勘違いでクロスさせたという想像は違っていた。これから先は本当のメインハーネス。これを切り裂くのは憚られる。そしてどう見てもポルシェの工場を出てから弄ってあるように見えない。犯人はポルシェの工員か?。訳が解らなくなってきた。
 でもこのハーネスの入り側と出側で配線色が違うので、内部でクロスして居るのは紛れもない事実。何回チェックしてもリレーユニットから出た「黄/黒」の線はハーネスの中で「茶」に入れ替わってモータの近くに出てくる。ウーン。
 しばらく悩んだけど見えるところで配線をクロスさせる事にした。コネクタの中で入れ替えるのが一番早いけど、それでは「茶」配線から+12Vが出ているというおかしな事態を修正できないから。
 写真のように入れ替えて、最後に2本を纏めてチューブに入れ直して完成。これで見えるところは「茶」はマイナスに成った。試乗して手をかざしたらはっきり解るくらい風量が増えた。どういう事だろう。全く訳が解らん。

 今日もプール。でも今日はスクールなのでオバチャンとか中学生とドリルの日。ドリルはあまり好きじゃないけど、これをやっているから伸びているのだと思う。このプールには一人で必死で泳いでいる同年代のオッサン連中が沢山来るけど、彼らを見ているとこの数年で全然速くなってない。
 今日はバタフライの板キックが全然だったので終わってからはそれをメインで練習した。50mのうちで2mくらい調子がよい時がある。何が良いのか自分でも全く解らない。ビート板が無い方が進みが良いのは解る。

スイム 1.2km

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コメント

他にも使いまわしのリレー有るんじゃない!?

投稿: MASA | 2015年12月20日 (日) 00時18分

 この時代の10Aクラスのリレーとして、割りと定番商品だった可能性が高い感じ。他にも有ると思う。

 今回書いてないけど接点も不具合が多くて、丸い接点が半分くらいしか合ってないヤツが多数有る。配線引き出しても良いからミツバあたりのリレーに交換した方が信頼性が上がりそう。

投稿: みつやす | 2015年12月20日 (日) 08時14分

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