マグネトーのコイル巻き替え
昨日は深夜までかかってルーカスのマグネトーを巻き替えたので、今日はその内容を画像多めで紹介して行きたいと思う。
まだ火花さえ出ていないので間違っている可能性もあるし、手法的にこれが正解かどうかも解らない。私自身も2回目は違うやり方を採用するかも知れない。取りあえず1次と2次の巻数や直流抵抗値は想定通りに出来た。見た目もそれっぽいから明かな失敗じゃ無さそう。
実験で使った絶縁紙は腰が強すぎたので、昨日の本番ではしなやかなヤツに変更した。さらに馴染みが良くなるように少しだけ絶縁ワニスを塗布しながら巻いた。
2次の巻線は0.05mmを使った。実験では2回ほど切ってしまったけど、本番では慣れたのと気合いが入っていた?ので1回も切らずに1万回以上を手巻きで巻き上げた。朝から深夜までかかったけど人間やれば出来るもんだ(笑)。
層間の絶縁には紙系を使ったけど、最外部は強度を考慮してガラスクロスのテープにした。巻き終わったら包帯みたいな感じで妙な感じ。
次は先日と同じ高性能含浸機を使って内部に絶縁ワニスを含浸させる。最初はもの凄い泡が出るけど、しばらくしたら指数関数的に泡の量が減ってくる。私は理学の人じゃ無くて工学の人だから適当な所で切り上げてワニスをジューッと染みこませて取り出す。
後は100℃程度まで加熱した乾燥機にいれて、一晩待てば出来上がり。越前会長が持ってきた乾燥機だけど、最初はゴミと思っていたけどメチャ活躍している。ありがとう。
朝になって取り出すと良い感じに硬化していたけど、血が染みこんで固まった包帯みたいで表面の状態がイマイチ気に入らない。照りを出すために砂糖醤油を一塗りして再度オーブンに放り込んだら良い照りが出た(笑)。
最後の画像がコイル部分の出来上がり。これだけ見たらイギリスの偏屈な爺さんがやっている修理屋の製品と見分けがつかんだろう。性能は知らんけどね。
マグネトー玉軸受けも国産の新品を手に入れたので、あとは各部をチェックしながら組み上げるだけ。火花は出ると思うけど問題は絶縁破壊とか耐久性とかだ。
夕方から飯塚のプールでリハビリスイム。今日は同じコースに大島アクアスロンに出ていた人が居た。冬のランの大会とか話ながらゆったり目に泳いだ。
帰りの受付にはいつものオネエサンが居たので、うちの次男のお相手にオネエサンの次女を予約してきた。彼氏居ない歴○○年を絶賛更新中らしい。なかなか期待できそうだ(笑)。
スイム 1.0km
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コメント
ボーメーカーのゲーム機のDCDCコンバーターに0.045だか0.05かだを使って、不良続出になった事がありました。移動させるだけで壊れる様です(断線)。ワニス固定の威力を拝見したいです。絶縁も上がってるでしょうし。0.07-0.08くらいが安定してる気もします。
鞍手と小竹に、いつの間にか、電気自動車用の無人チャージスタンドができてます。このへんじゃ、宮若市だけ取り残されたカンジです。でも水素ステーションが先にできるんでしょうけど〜。
投稿: そクラテす | 2015年11月 4日 (水) 22時26分
ジャムの瓶に入るくらい小さいので0.07mmだと希望の巻線比が得られない様な気がします。でも今回は0.05mmで巻いて少し余裕が有ったので、次回が有れば0.06mmから0.07mm位を試すのも悪くないかも知れません。
投稿: みつやす | 2015年11月 4日 (水) 23時27分
デシケータ買ったみたいですが、
大き過ぎません? ポンプで引ける容量ですか?
投稿: そクラテす | 2015年11月17日 (火) 00時15分
良く見てますねえ(笑)。これでも少し小さいくらいです。ただ大きいのは高くて買えないのでしばらくはこれで我慢。
この用途では短時間に真空にする必要は無いので、漏れてさえ居なければ何時かは真空に近くなるでしょう。
投稿: みつやす | 2015年11月17日 (火) 07時45分