線輪を除去
ルーカスのマグネトー、今日は夕方から少し時間が取れたのでコイルの線材を撤去した。古い文献だと「線輪」と言う言葉が使って有るけど、これはそのままの漢字なので最初に見たときから解った。
驚くのはこんな複雑な構造なのに薄い板を積層して形状を作り上げて居ること。別の見方をすればそのくらい鉄損に関して考慮する必要が有るという事だ。
渦電流とか鉄損とか言葉では知っていても定量的にどの程度の重要度なのか解りにくい。この手の事を大学で勉強したとしても、卓上の学問だけでは現実が見えない。それに対して現実世界の部品は性能やコストの狭間で揉まれて出来上がっているわけで、それぞれの要素をどの程度重視すべきかが一目瞭然で解るところがすばらしい。
気になるのは板を束ねる為に使ってある太いピン。かなりの面積を占めているのだけど損失が気になる。なにか特別な材質が使ってあるとか、部分的に絶縁してアーダコーダとか、興味深い話が有るのかもしれない。
コイルほぐしに熱中してしまって気がついたら薄暗く成っていた。仕方ないから家の廻りをMTBでグルグル回っただけで今日のトレーニングはお終い。
バイク 2km
| 固定リンク
コメント
なるほど~~。。
効果と損失のせめぎ合い。。
おいらの人生みたい。。汗
投稿: MASA | 2015年10月21日 (水) 09時42分
いや、貴男の人生は興味と欲求のせめぎ合いでしょう(笑)。
投稿: みつやす | 2015年10月21日 (水) 10時07分
↑ 何が悪い!!プンプン
投稿: MASA | 2015年10月21日 (水) 13時01分
この手の事を大学で勉強したとしても・・・・・ちょうど、その時期っていうのは、「アモルファス」が流行ってる時代。高効率で唸ったりしないしー。しかし大型の物ができない。その後鉄板の積層技術が上がって、薄い鉄板がでてきたので、アモルファスの方向には行ってないのですが・・・。また違った技術が出てくるのでしょー。
投稿: そクラテす | 2015年10月21日 (水) 15時52分
そういえばトロイダルコアはアモルファス系?の材料で出来てますね。同じく積層じゃ無いダストコアとか言うヤツも有ったけど、真面目に調べた事が無いから違いが解らんです。
投稿: みつやす | 2015年10月21日 (水) 20時10分