ポルシェの3ピンCDI
数日前に悩んでいたポルシェの6ピンCDIだけど、実測値を元に少しだけ手直しをしたら動くように成った。今後は車体に装着状態で測定が基本やなあ・・・とは思っても、単体で入ってくるのが大半だから仕方ない。6ピンと8ピンに関してはほぼ把握出来たのでよしとしよう。
そんなことを思っていたら3ピンタイプのCDIが入ってきた。これは確かタイミング信号がピックアップコイルじゃ無くてポイントのタイプだったはず。と言うことはコイルの出力インピーダンスとか考えなくて良いから少しだけ楽かも。
調子が悪いという事でコイルもセットだったから組み合わせて試験をしてみた。取りあえず火花は出るけどコイル出力端子の沿面放電が凄い。
スパークギャップを大気圧で10mmも離すとコイル側で沿面放電する。カーボンで真っ黒に汚れて居たから掃除したらだいぶマシに成った。写真は掃除後でスパークギャップが15mmくらいで沿面放電を始めた時の写真。20000V位だろうか。
ちょっと低すぎるような気もするけど、これにゴムのキャップが付くから取りあえずこれで使って貰おう。雨の日とか夜に火花が見えるようならコイルも交換だ。
2枚目はチャージ電圧の実測値。ピークで450Vくらい出ているのでDC-DCコンバータ部分は動いて居る。でも30分くらいで調子が変わるらしいので熱安定性を要チェックだ。
3枚目と4枚目はでっかいツェナーダイオードの降伏電圧を測定しているところ。見た目で10Wくらい有りそうなので、高圧電源を60mAくらいのCCモードにして確認。
これはDC-DCコンバータの1次側電圧のピーク値をクランプしていて、ここが85Vくらいにクランプされると2次側が無負荷で450Vくらいに成る。巻線比が5.3くらいか?。
BOSCHのCDIはこんな感じで確認したり修理したりしているけど、見ての通り部品がデカイし電圧も高いので作業がとっても怖い。電流が低いから簡単には死なんと思うけど、びっくりして手の骨を折るくらいはあるかも。
夕方からはMTB。いつもの山道に行ったら脚が凄く怠かった。自分の感覚に素直に成ろうと思って山道は直ぐに止めて平地の舗装路へ。ランニングコースに近いコースをぐるっと回って帰ってきてお終い。
息子のMTBに付いているタイヤは凄い。ブロックパターンなのに舗装路でもスイスイ走る。ブーンという音もほとんどしない。古いクロモリMTBに付けているタイヤと偉い違いだ。
バイク 10km
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コメント
沿面放電を初めてみました。すさまじいですね。
(o^-^o)
投稿: ラモ | 2015年10月24日 (土) 17時08分
昔のTV水平出力のフライバックトランスと、同じ様でしょうから、表面を走ってる時はイイですが、あまりにも継続すると、クラックが出て内面からイッチャウので、清掃も大切ですがガワだけでも交換できる部品があればイイですねー。・・・・イオンの香りがおスキと見た!。
投稿: そクラテす | 2015年10月24日 (土) 18時11分
>ラモ さん
フォトショップで線を書いた訳じゃなくて本物なんですよ、これ。
>そクラテす さん
リークする電圧があまりに低いので最初は樹脂内部を通過して居るんじゃ無いかと思ったのですが、外の汚れを伝った沿面放電のせいでした。この調子ならプラグコードやゴムキャップも相当汚れている様な気がします。
塗装面は汚いですが、白骨号の高圧系は何時も綺麗にしています。
投稿: みつやす | 2015年10月24日 (土) 19時12分