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2015年9月 1日 (火)

鶏に牛刀

09011 7月の始めに修理というか再生作業をしていたポルシェ964あたりのエアコンファンドライバ。回りっぱなしで再修理に成ってしまった。
 ポルシェ屋さんに行って簡単な検証をした時はイマイチ良く解らん感じだったけど、持ち帰って内部を見ていくとモータ1個あたり2個並列のFETがそれぞれ1個だけ中途半端に死んでいる事が解った。
 簡単に作業するなら同じFETに交換すれば良いのだけど、原因が解らないままに交換してもチェンジニアでしかない。取りあえず今は回路しか無いので回路上で考えられる要因を探してみた。
09012  ゲート保護の為に7.5Vのツェナーが入っている。これは生きていた。モータに並列にフライホイールダイオードは入って居らず、FETの過電圧保護のためにでっかいサプレッサダイオード?が入っている。これも25Vあたりで降伏するのでOKと思われる。
 と言うことは過電流で死んだのだろうか?。そう言えばファンが破損して異音が出たという事なので、その瞬間はロックしたかもしれない。直流機がロックされれば電流は数十倍流れたりする。これだろうか?。でも反対側も壊れて居るからロックじゃ無くても軽い不調で2-3倍の過電流あたりが怪しいかも。
 全てが新品の組合せなら壊れなくても、くたびれた過電流気味のモータでは起動時が厳しいのかも。。。そんな考えからFETを大型化することにした。中途半端で二度手間は嫌なので手持ちの中から装着できるギリギリデカイのを選んだ。オリジナルの27Aに対して75A品を並列だ。ハッハッハ。
 これを無理矢理装着したのが最初の画像。ギリギリまでボアアップしたエンジンみたいでカッコイイ。こういう感覚は電装品デザイナーなら容易に解る話だけど、一般国民には解りづらいかもしれない(笑)。

 夕方は雨も降らず走りやすそうな天気だったのでランニング。日曜日の筋肉痛もほとんど無い。少しずつ身体がトレーニングに馴染んできたのかもしれない。

ラン 8km

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コメント

今度は 無理やり流れた過電流で
ファンモーター 炎上だね!!笑
エッ?  ここも炎上!!??ガハハ
(保護回路有るから あり得んけど まあ良いじゃん!)

投稿: MASA | 2015年9月 2日 (水) 12時57分

 いや、ヒューズが有るからそれは無いわ・・・と書きかけたけど、自分ので経験有るけど一部の回路にはヒューズが入ってなかったりするんよね。
 ポルシェかボッシュか知らんけど設計した人の考え方が良く解らん。

投稿: みつやす | 2015年9月 2日 (水) 13時44分

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