スムースステッパーとV1000の接続
ブログを書いて寝ようと思っていたら、スムースステッパーを注文頂いた方から質問が有ったのでそっちを読んでいた。良い機会なのでこの件を書こうと思い、でも眠いので回路図は翌朝書いてアップしている次第。
大筋は主軸駆動にインバータを使い、それをスムースステッパー(以後SS)で制御したいという話。最初はアマゾンとかで売っているPWM信号を0-5Vなどの電圧信号に変換する基板で、と言う事だったけど、アレはGNDが絶縁されて無さそうだし、安川のV1000ならパルス列入力が出来るみたいなのでそっちはどうか?と言う話になってきた。
V1000は中古品をボール盤に付けているので簡易取説が有った。読んでみると確かにパルス列入力が有る。テクニカルマニュアルは読んでないので深いところは解らず、パルス幅とか未チェックなので本当に動くかどうかは解らんけど(笑)。
同じボックス内ならSS基板とドライブ基板のGNDが共通でも問題は起こりにくいと思う。でも別の電源を使う機器だしノイズ源のインバータという事で出来るだけ絶縁して渡したい。適当に簡単そうな回路を考えたのが画像の回路と成る。名詞程度の基板も含めて秋月で送料込み1,000円程度で購入できると思う。
フォトカプラの入力側に20mAくらい流して、出力側はインバータの基準電源から電圧を貰って0-5Vくらいの電圧を作るイメージ。入力側は20mAも要らんかもしれん。敏感なフォトカプラを使って電流を減らしたら、出力の強いPCポートならパラレルポート直結でも行けるかも知れん。まあ叩き台の案という事で。
時々「接続が解りません」「動くまでサポートして貰えますか」的な話が来るけど、SSは電子部品とか組み込み用ボードの類な訳でそこまでは難しい。出来ないことは無いけどそれをやるには1枚の価格が今の何倍にも成るだろうし、そうなると前記の考え方で売っている米本社の価格と乖離してしまう。そして解っている人にとっては無駄に割高な値段に成ってしまう。
だから今日の回路が何をやろうとしているか解り、自分で部品を揃えて作ってみる程度の人が買って欲しいと思う。と言うかそのレベルじゃ無いと組み込み用のボードなんか買っちゃいかんし活用は出来ないだろう。
「どのピンとどのピンを繋ぐか絵が欲しい」レベルの人は、もう少し勉強した方が完成するまでの時間は結局短くなると思う。質問には出来るだけ答える様にしているけど、電流制限抵抗の意味とか繋ごうとしているモータドライバ取説の解説など・・・は流石に答える時間が無い。
四則演算が出来ないのに微積分が解る訳が無い。なにも怒っている訳じゃ無くて(笑)、物事には順序が有るし、例え趣味であっても物事を成し遂げるにはお金や時間や苦労が必要でしょう、解ってください。と言う事です。
ラン (8km)
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コメント
SSも売っているんですか?machのライセンスもですか?私は要らないんですが・・・
記事半分下は本当に同感です。バイト先でさえ、怒鳴りたくなるのを必死で押さえています。V1000ってY社ですね?fで可変速できるインバータって知りませんでした。GNDは絶縁したいですね。
投稿: riki | 2015年7月29日 (水) 22時15分
SSだけですが、業販でしばらく仕入れていたら「一般向けにも売ってくれん?」みたいなメールが来たんです。で「別にいいけど」と返していたら代理店みたいな書き方に成っていたという。。。
個人が10枚、20枚買うのと仕入れ価格は変わらん訳で、円安も相まって商売的には何やってんだか・・・の世界です(笑)。
裾野が広がるといろんな考え方の人が加わって来るわけで、まあ難しい問題ですね。
投稿: みつやす | 2015年7月29日 (水) 22時50分