時代
たまたま新旧の電気式タコメータが手元に来ている。一つはホンダN360のヤツでもう一つは永井電子の大径でポルシェ用のヤツ。どちらも見た目は針式のアナログメータだけど、時代が違うから構成が偉く違っていて面白い。
N360の方はトランジスタ1石のディスクリートで組んだ回路が微小な電流計を振らせている。それに対して永井電子の方はモトローラのマイコンと思われるICがステッピングモータを動かしている。
最新式は違うなあ・・・と思いながら見ているけど、よく考えればこっちだってメーカの修理対応を打ち切られた機種な訳だ。別の言い方をすれば時代遅れの古いメータと言うこと。
そう考えると、後ろ向きで時代遅れの作業ばかりやっているようで情け無く成るけど、温故知新という言葉も有ることだしその時代時代で設計者が何を考えて作ったのかを妄想しながら作業している。
N360の方は回路的には前回の依頼時に解析したのでスムーズに行くと思うけど、永井電子の方はどうなるかわからない。多層基板にチップ部品だし制御は賢いマイコン様・・・。
今は壊れたタコメータたちも、生まれ変わって動き出すのだろうか。
台風の影響で夕方は雨だった。寝る前に少し多めにエアロバイクを漕いでお終い。
バイク 12km
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コメント
N360も電気式ということは、車のタコは、すべて電気式なのだろうか?タコの付いた車に乗ったことがないもんでぇ(o^-^o)
投稿: ラモ | 2015年7月17日 (金) 10時17分
N360には電気式と機械式の2方式が有ったみたいです。全体を見るとどうなんでしょう、電気式の方が多いのかなあ?。
投稿: みつやす | 2015年7月17日 (金) 11時18分
書いた後で気がついたのですが、機械式と言っても最終的な駆動は渦電流が大半なので広義の電気式と言えなくもないですね。純粋な機械式ならスミスのカチカチ動くヤツくらいかも。
投稿: みつやす | 2015年7月17日 (金) 11時24分
渦電流は別としても、F/V式電流計ならイメージできますが、電源断の時、ステッピングMをどうやってゼロ側に戻すんでしょうか?謎です?
投稿: riki | 2015年7月17日 (金) 12時53分
この機種に関してですが、常時給電の線が別に有ります。電圧が閾値を下回る瞬間に2000rpmとかの状況が発生しても、コイツがちょっとだけ面倒をみるみたいです。
常時給電線とメイン給電線の両方を同時に落とすと針が途中に残ったままに成って見苦しいですが、次の起動時に毎回物理的なエンドにぶち当てるゼロセットを行うので実害は無い感じです。
投稿: みつやす | 2015年7月17日 (金) 13時09分