そのデジタルトランジスターは、強い
先週か先々週か忘れたけど、修理で預かっていた永井電子のステッピングモータ式タコメータ。多層基板にチップ部品だしメインの制御はほぼ全てマイコン。もうほとんど諦めながらポツポツ作業をしていた。
どうせマイコン部分が死んでいたら手に負えないのだから、外部I/F部に集中して解析をしていった。だいたい回路の意味は解ってきたけど最終段?のチップトランジスタの意味が少々疑問だったわけ。
SC-59サイズのチップトランジスタなのに、どう見てもそれで外部出力を駆動している。説明書ではその配線で外部パイロットランプなんかを光らせろと書いてある訳。
そして回路的にデジタルトランジスタの筈。3Wクラスのランプでも突入電流まで考慮したらデジタルトランジスタでドライブ出来るわけ無いでしょ・・・。
そんな感じで調べて行ったらルネサスにFB1シリーズというのを発見した。流石ルネサス、うちの親戚が二人も働いているだけの事はある。無駄に国税を注ぎ込んでは無かった訳だ(笑)。
で、そのトランジスタを小売りしてくれる所を探して購入し、その手前の訳の解らん部品とか、設定ボックス関係の怪しいのを外して交換していった。で、今日の夜にだいたい完成したので試してみたのが一連の画像。
何とか動き始めた感じ。ほぼ駄目だと思っていただけに嬉しい。もう少し試験しないと行けないけど、何とか先が見えてきた感じ。
その過程で驚いたのがオリジナルのプリント基板。良く見ると全ての部品が手半田で組み立ててあるみたい。最初は一部の部品が補修してあると思ったけど違う。全ての部品が手半田だ。
確かにうちのドリドリ君の制御基板でも、一部の表面実装部品を含めて手半田で組んでいる。製作数量の関係でそれぞれに最適な手法が有るから手半田が間違いとか言うことは無い。
それにしても、これだけの部品を手半田で組み立てるとは凄い。やりますなあ・・・と言う感じ。少量多品種なのでこれが最適なやり方だったのだろう。何となく親近感がわいてきた。
夕方に久し振りにプールに行ってみた、嫁さんも行くというので一緒に。最初は歩行コースをグルグル歩いた。次に両手を回しながら歩いた。何とか左手も水面上に上げる事が出来た。
少しだけ気分が良くなったので嫁さんが泳いでいるコースに入り、最初は右手だけで泳いだ。息継ぎの時に少し首廻りの筋肉が痛いけど何とか泳げる。
次に左手も使ってみたけど全然駄目。肩から回して肘が一瞬だけ水面上に上がるだけ。後は直ぐに水中に手が入ってだらしなく斜め下に落ちる。。。まだまだやね。しかも少しだけ痛いし。
スイム 0.3km
バイク 8km
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コメント
「手はんだ」といっても、半自動機の上でハンダしてるヤツですか?。
プッシュSWなりを押して、X-Yテーブルが移動し板がポール・ポジションに。部品皿も回転し、次の部品を手に持ち基板にサス。全部部品をさしたら、基板の裏のハンダ槽が上昇し基板全体にハンダ。次の人間は、基板の裏に出てる部品の足を手作業で切るってカンジ?・・・・気の効いたのモノなら、X➖Yテーブルはなく、レザーポインターで、部品の場所を指示する様です。
SMT(SMD)や、両面基板は、もっと複雑なのカモ?
投稿: そクラテす | 2015年7月26日 (日) 12時19分
うちには半田槽は無いので同じ高さの部品を差し込んでは半田鏝で付けて、ニッパーで切る作業の繰り返しです。
外注に出した時は解りませんが、多くても50枚くらいのロットなので同じように全部手作業なんじゃ無いかと思います。
永井電子のヤツはパートのオバチャンがピンセットと糸半田の世界だと思います。
投稿: みつやす | 2015年7月26日 (日) 18時39分