点火エネルギでも計算してみるか
仕事の方でゴチャゴチャ細かいことが有ってスムーズじゃ無いんだけど、こう言うのは何時もの事なので仕方ない。何時でもスムーズだったらみんな同じ事やるわな(笑)。
と言うことで面白そうな作業も進まず、ポルシェのCDIの電圧とか点火エネルギとか基本的な部分を計算でもしてみようと思う。
1枚目の画像は疑似ピックアップ入力が50Hzの時のサイリスタのアノード電圧。別の言い方をすればディストリビュータ式の4ストローク6気筒エンジンで、1000rpmの時のCDIのコンデンサの波形とも言える。
この位の低回転だと時定数的にコンデンサの充電がほぼサチレートしていて、DC-DCコンバータの出力電圧が419Vくらい何だなあと解る。このときに繋いでいるコンデンサは1.5uFなので蓄積されたエネルギはE=1/2x1.5E-6x419^2=132mJと成る。
次に300Hzすなわち上記のエンジンなら6000rpmの時の波形を見ると2枚目の画像と成る。充電時間が短くなって充電の途中でサイリスタがオンに成っているのが解る。
同様にエネルギを計算してみると最大電圧が300VなのでE=1/2x1.5E-6x300^2=67.5mJと成る。
同じDC-DCコンバータに対してコンデンサ容量を大きくしていくと、電圧の上昇が鈍くなって低回転でも充電電圧がサチレートしなくなる。逆に容量を小さくしていくと最高回転でも400Vまで充電できるように成るけど全体のエネルギが小さくなる。
と言うことで、DC-DCコンバータの最大電圧とか容量が決められて居る前提で有っても、インピーダンスマッチングの話みたいなイメージでターゲットのエンジン回転数に対して最適なコンデンサ容量を選定していかなければ成らないのが解ってくる。
放電エネルギは67.5mJも有れば十分だろう。社外品では100mJ以上とかマルチスパークとか沢山あるけど、製品コストや消費電流などデメリットも多い。結局は工学の世界の話だから何処に妥協点を持ってくるかという話になる。純正品の修理の場合はオリジナルの妥協点に近いポイントに落ち着かせるのが良いと私は思っている。
年寄りに高額の健康食品を買わせる商売はどうかな?と思うけど、年寄りが自分で考えて余った金でコンドロイチンを買おうが、普段の食生活を充実させる方に使おうが、それは自由だ。それに近い。
脚の筋肉痛が酷いので上半身主体のスイムへ。意識しなくてもキックは自然と減っているので、その状態で抵抗を少なくするイメージだけを持ってドリルを続けた。
今日は前面投影面積の考え方の過程で、身体を真っ直ぐにすること。特に腕や脚を動かしたときに胴体がグネグネしない事を考えてみた。息が出来ないくらい腹筋と背筋に力を入れた時の方がタイムが良い感じが有る。これがよい姿勢なのだろうか??
スイム 2.5km
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