シーブの強度検討
2柱リフトの上に有るシーブだけ取り外してみた。左がだめなヤツでブシュの片側が無くなってボスも円錐状に削れていた。旋盤で円筒に成るまで最低限旋削したら47mmくらい。オリジナルは39mm程度なのでかなりの摩耗だ。
シャフトにも或る程度の摩耗が認められるので、今後の方針を決める前に強度検討をして雰囲気を知る事にした。
荷重のかかり方は左図の通りで、写真のシーブにかかっているワイヤには1本あたり6.15kNの張力が加わっている事が解る。この荷重とシーブ廻りの支点間距離からモーメントを求めると3枚目の図のように成る。
すなわち最大モーメントはシーブとシーブの間に発生しM=221Nmとなる。これに対して軸径は中実のΦ35mmなので断面係数Z=4210mm^3となり、最大応力はσ=52.5N/mm^2となる。
この応力値は材質をSS400としても安全率が7.6も有る訳で、極端に言えば鉄なら何で作っても問題ない。摩耗の事を思えばS45Cに表面焼き入れくらいしてあるのかな?とか、端面にプレートが溶接してあるから肌焼鋼かも?とか、その程度。
次にブシュを見てみるとオリジナルはΦ35xΦ39x30と思われる。寸法と雰囲気からオイレスドライメット程度か?。それに対して今回はボス内径が47mm近く成ってしまった。使えるのはオイレスなら300か500くらい。500は1個が5,000円くらいするので1,000円くらいで買える300にしたいところ。300の許容面圧は10N/mm^2程度なのでチェックしてみる。
改造後のブシュ内径と長さはΦ35x40Lに成る予定。そこに12.3kNが加わるのだから面圧は8.79N/mm^2となる。あまり余裕は無いけど売り物じゃ無いし最大荷重で使う訳じゃ無いからOKとしよう。問題が出たら500に変えるか、スリーブを入れてドライメットを使うかだ。
ボスの肉厚が薄くなってしまったので少し心配だけど、最悪の事態でボスが一気に割れたとしてもシャフトにワイヤがかかるから落ちはしない。しかも2本がパラにかかっているのでもう1本は助かる。三菱電機のエレベータの様に落ちることは無かろう。
中2日開けて今日はランニング。恥ずかしくて書かなかったけど、金曜日に数ヶ月ぶりに8km走ったら2日間筋肉痛だった。それが収まったので今日は走ってみた訳。
皆生とかみやじまの申し込みが始まったけど、どうしようか悩んでいる。大会までに走れるように成るのか、去年の成績が悪かったからそもそも選手に選ばれるのか、色々と悩みは深い。
まあボチボチ行こう。今年は故障をしないことが1stプライオリティーなのだから、タイムとか大会とかはその次だ。
ラン 8km
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コメント
8kmという距離の理由は何ですか?
私はダイエットが目的なので、500kcal程度を消費する
6〜7kmを一回の距離にしています。
あと、キロあたりのペースはどのくらいですか?
投稿: sun.one | 2015年3月 9日 (月) 22時45分
近所の中学校までの片道が4kmなので、それを往復しただけでそれ以上の意味はありません。
今は感覚的にキロ6分くらいでしょうか。とりあえず歩いて無いと言う感じです。
投稿: みつやす | 2015年3月 9日 (月) 22時56分