武士の情けじゃ
室内に白煙が立ちこめた白骨号のヒータだけど、室内のアディショナルブロアは主犯では無かった。と言うことでエンジンルームのブロアを外して分解したところ、こっちが主犯であることが判明した。
この部分は購入時に一度修理していたところ。軸受けがガタガタなのでボールベアリングを入れて、ブラシホルダは焼損していたのでガラスエポキシ基板でゼロから作った。その部分が再び燃えていた。臭いと煙は私が塗ったエポキシ系接着剤と基板のエポキシ樹脂だった模様。
横からの画像だと良く解るけど、ブラシホルダが基板から浮いてしまっている。その為にブラシの当たりが悪くなり、更に加熱して悪循環に成った模様。
このホルダは真鍮製で、基板の穴に爪を入れて、折り曲げて、その部分を銅箔面に半田付していた。そして回りにエポキシを塗っていた。そのエポキシが燃えて、半田が溶けて、穴の回りの基板が燃えて、穴が緩くなってホルダが傾いた。
振動の事を考えてエポキシを塗ったけど、放熱という面では逆効果に成ってしまった感じ。もうBOSCHは嫌に成ったので国産車のモータを付けようと思いかけたけど、最後にもう一回武士の情けでBOSCHの構造を生かして修理してみることに。
今度は積極的に放熱を考えた。基板は両面基板にしてホルダは両面に半田付してしまう。さらに基板の銅箔は最大限の面積を残し大気に放熱する思想。
カンジニアリング的に放熱能力が従来比1.8倍に向上した。これで発熱のきっかけが少なくなると共に、もしきっかけが出来ても悪循環で加熱方向に進む可能性は低く成ると思う。
この状態で試運転しているけど、お尻の軸受けの発熱が少し多い感じ。お尻の方はオリジナルの含油軸受けのまま。測定してみると軸径が8.01mmから8.02mmくらいある。ここはh7くらいの公差じゃ無いのかな?。続きは新年だ。
自分は走ってないけどトヨタ九州のニューイヤーのオーダーだけは予想していた。私の予想では「坂本->ズク->小西->今井->押川->酒井->渡邊」に成っていたのだけど少し外れた。最後の大津は意外だったけど森下さんの考えとしては中盤までに順位を固めておけと言う意味だろうか。
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