両方とも逆向きなんよねえ
こないだの変なオッサンが置いていったメグロのダイナモ、空いた時間にチェックを始めているけど変な感じ。両方ともモータリングで逆回転してしまう。ああ、またか・・・と言う感じ。
理由は解らないけど、国内のメグロと国内のハーレー関係のページには「逆転で発電する」「モータリングと発電は逆」「取付前にプラマイを逆で回す」等の良く解らん記述が散見される。
極々限られた特殊な環境下ではそう言う事が有るのかも知れないけど、普通のダイナモではそうならない。うちに入ってくるダイナモでもそんな事例がポツポツ有ったので、ダイナモのお勉強と称して説明を試みようとしたりした。
思いこんでいる人が検証してくれる可能性は低いだろうし、メグロとか私よりもずいぶん年配のユーザーが多い。年配の方は私以上に頑固なので目の前に現物が有っても違うと言うかもしれない(笑)。
うちに依頼が有った分で逆向きのヤツは必ず実車で回転方向を見てもらうようにしている。今までの例では全部逆転はしておらず矢印の向きの正転。逆転で発電すると思っていた人は意外な反応に成る。
ダイナモの場合は上記に追加で、発電開始時の残留磁気の問題が有る。正しくO/Hされていても手元に届いた段階で逆接続とか妙な事をしてしまうと、その一瞬の操作だけで残留磁気が逆転して起動が出来なく成ったりする。
そんな理論的な大前提に追加で、旧車にありがちな「今の部品や組み方が正規じゃない」「複数の箇所が、微妙に調子が悪かったり故障している」と言う状況が加わるので、レギュレータとかダイナモを単体で修理しても車両全体の好調に直結するとは言い切れない。意外と難しい世界だ。
晩飯の後は上記のダイナモのフィールドコイルを巻き替えるべきかなあ?と悩みながら、コンミュテータを旋盤で削っていた。片方は径で0.2mm削れば良かったけど、もう一方は径で0.5mm削っても一箇所だけ深い傷が取れなかった。
紙ヤスリで磨くだけを繰り返していると、全体的に滑らかでは有るけど真円度はドンドン悪化する。この部分は旋盤じゃなくても軸を中心に回転させて修正する必要が有ると思う。
作業が終わってからエアロバイクを30分ほど。今日は今までで一番トータルワット数が高かった。調子が良いのだろうか?
バイク 12km
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コメント
ワット数が上がったのは、我儘なお爺さん達のせいかと、私もその一人、どうか見捨てないで下さいな(o^-^o)
投稿: ラモ | 2014年11月29日 (土) 18時04分
そうかあ、困った爺さん達だ!と思いながら漕いだら力が出るのかもしれませんね(笑)。
ありがとうございます。
投稿: みつやす | 2014年11月29日 (土) 19時45分