TID 11-02 の要求信号波形
うちのXS1に付けたイグナイタの特性に関して、自分用の覚えと共に日本中に2-3名は居るかもしれない?流用者に向けて書いておこうと思う。
使ったのは「TID 11-02」と言う型番のトランジスタイグナイタ。ここを見ている人は間違えないと思うけど、CDIじゃ無くてポイントの代わりを電子部品で行う機器の事。SR250などに使ってあるらしい。
これはハーネスにぶら下がっていたのでハーネス毎買ったらしい。自作フルトラをやるときに参考用に買いあさった覚えがあり、これもその時の一つと思う。単気筒用なのでその時は確認すらしていないけど、今回は4st360度クランクの捨て火有りなので単気筒用が使える。
ハーネス付きなので配線は直ぐに解った。でもピックアップが無かったのであとは手探り。昨日書いた任意波形発生器を使って探っていき、何となく把握できたのが画像の波形。
ドエル時間制御などが入っているので、これから±0.3msくらいずれると不味い。意外とシビアなタイミングで、このイグナイタにはフライホイールの突起を削る様な手法は通用しない。
上記で0.3msと書いたけど、これは基準波形を50ms周期で作っているから。50msは周波数なら20Hzとなり、回転数なら1200rpmと成る。オートバイのアイドリングはこの辺りが多いし、2倍、3倍、4倍あたりが進角ゾーンなので使いやすい数値として採用している。
50ms周期で3msのズレを有するプラスとマイナスの波形が必要。これは機械的に言うと22度分の凸部が必要で有ることを意味する。たぶんこのイグナイタを採用しているバイクにはこの位の長さの凸部が有るはず。
進角に関しては2000rpm辺りから始まり、4800rpmくらいで終わる。進角幅は上記の凸部に等しい22度となる。これは10度スタートなら33度まで、15度なら37度までを意味する。
と、ここまではあらかじめ調べておいた。それにこちらもあらかじめ調べておいたXSのピックアップ波形を重ねて見比べてみて、さてどうしようかと考え始めたわけ。長くなったので続きは明日か明後日か。。。
注意点としてはドエルタイムが最大でも6msくらいしか無いので、ポイント用コイルでは電流が飽和近くまで行かない。トランジスタ点火用のインダクタンスが小さいコイルが必要。そして進角特性がXS1には合わない気がする。キャブセッティングで変わるかも知れないけど。
今日は自転車。この冬というか60歳くらいまでかけて克服しようと考えている登りの強化をやってみた。良く解らんので取りあえず赤木峠を登ってみた。負荷が重くて改善点が解りやすいかな?と思ってMTBで。
上死点と下死点で前後の力を加える意識で漕いでみた。踏むだけじゃ無くて回すと言う表現でも良いかもしれない。普段使っていない筋肉のようでキツイ。何か見えてくるのだろうか?
バイク 15km
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コメント
バイクはバイクでも自転車の話。
4.7のギア比で、回転数60rpmだとすると、今だと、40km/hもでません。
60km/h出そうとするとと考えると、60歳までは考える時間はありますが無理な気もします。
投稿: そクラテす | 2014年10月 2日 (木) 23時49分
平地でも60km/hは無理ですね(笑)。坂道で15km/hの所を17km/hくらいまで上げようとしてます。
投稿: みつやす | 2014年10月 3日 (金) 08時05分
車重が半分の超高級自転車にする。本人の体重を5-10kg落とす。そうしたら、ギアが1~2段、重いのにできます。その程度でしょうー。(笑)巡航速度が上がりますが10%は行かない程度(7-9%くらい?)。数値的には、やはり、ご指摘のところが、イイ線じゃないでしょうか。
自転車はもう限界まで高級でしょうし、体重も落とせないでしょうから・・・・あとは脚力ですネ?
投稿: そクラテす | 2014年10月 3日 (金) 18時53分