VDOにやられた
午前中はFTUの練習会に行こうかと思っていたけど、場所が苅田で遠かったので止めた。午後から変なオッサン家族が栗拾いに来る予定に成っていたから。
丁度仕事が溜まっていたので午前中は仕事をしてお終い。午後からは栗拾いと言うよりも雑談とCDIやイグナイタの品定め?で終わった。写真を撮るのを忘れたのでこっちの写真は無いけど、オッサンが何か書いているだろう。
で、PCに気になるメールが入っていたので夕方からポルシェ屋さんに。千早のPCに行って新型の試乗をするような身分じゃ無いので、旧型の修理をする工場に仕事として行くだけ。
先日作業した油温計が動かないらしい。機能はそのままで6Vから12Vに変更したヤツ。しかも単純に動かないだけじゃなくて、色々と試して貰った結果を聞くと凄く変な状態に成っている。
自分に自信がない人間なので(笑)最初は作業ミスの可能性から考えて行ったけど、今回の作業範囲ではどう考えても言われる症状には成らない。
そのほかの可能性を考えてみたけど、唯一思いついたのは2個有るコイルの片側が断線していると起こるかも?と言う事。もしそうなら凄く嫌な故障になる。あのコイルを補修するとか出来るわけ無い。もし出来たとしても凄く時間が掛かって普通にチャージで計算したら数万には成ってしまう・・・。
取りあえず工場で見せて貰い症状を確認した。確かに変な動きで納得できない。でもうちが作業したタイミングで起こっているのでごめんなさいの範囲でも有る。困った。
持ち帰って直ぐに開けてみた。開けても症状は変わらないので配線の噛み込みとかショートとかでも無かった。晩飯の後は詳細に確認しながら分解したけど、貴重な部品なので新たに壊してはいかんので気を使うし時間が掛かる。
で、夜遅くなってやっと解ったのはコイルに行く半田のクラックだった。良かった、コイルの断線じゃ無くて本当に良かった。見える部分の故障でラッキーだった。
VDOのくそったれ!と思いながら半田を吸い取ってやり直したら動作した。糞とは思ったけど50年くらい前の計器なので今までの動作を誉めるべきか。
改造前と改造後にデータを取っているので、改造作業直後は動いていたのは間違いない。でも改造作業とか輸送とか脱着作業の課程で今までに無い振動やら応力が加わっているのは事実で、それがギリギリだった半田にとどめを刺したのだろう。
古い車の部品は怖いなあと思う反面、なかなか奥が深いとも感じる。次からは予防的な確認とか補修作業として追加しておかないと。
熱中していたのでなにも動かなかった。精神的には疲れたけど皮下脂肪は増えた。まあ、いいか(笑)。
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コメント
神様は見てるのよ!!
オッサンに 罰ゲーム見たいな仕打ちするから、、
神様が ハンダにクラック入れてくれたんだ。。 ひょっとしたら
オッサンの 祟りかもよ!!
(ギャハハハハ 無茶苦茶書いたるワイ!)
投稿: MASA | 2014年9月29日 (月) 14時11分
いやいや、日々善行を積み重ねているから中のコイルが切れずに半田で済んだのよ。神様は見ているねえ(笑)。
罰ゲームとか書いて本当は喜んどるでしょ。四つ爪チャックで偏芯中ぐりしたら楕円の近似形状に行けるかもね。私はドリルとヤスリと根性で処理したけど。
投稿: みつやす | 2014年9月29日 (月) 15時06分
無洗浄糸半田を使わないと、怖いことになるようで、さっそくモノさんに注文しましょう(o^-^o)
投稿: ラモ | 2014年9月29日 (月) 19時34分
メーカーの仕様なんでしょうけど・・・安いラジケーターみたいのを使うんしょう?振動がひどく交換が前提なのでしょう。
はんだは、鉛フリーの時代。
でだした当時はモノによって抵抗値が高くなったり、ネバリがなく機械的に弱いとか高温にしないと溶けないとか酸化被膜が出来やすい?とかイロイロありましたが・・・自分は今まだに、むかしのハンダを使ってます。
投稿: そクラテす | 2014年9月29日 (月) 19時48分
>ラモ さん
今回はフラックスの問題じゃなくて、基板とフレームを半田で繋ぐ形に成っている部分の機械的な問題でした。
念のために半田付け後はシンナーと綿棒で掃除しておきましたけど。
>そクラテす さん
電圧への依存性を下げるためと思いますが、コイルが2個入った面白い構造に成っています。
50年くらい前の製品ですから、鉛がバリバリに入った半田と思います。補修も鉛半田を使いました。
投稿: みつやす | 2014年9月29日 (月) 20時24分
重たい鉛半田に生えた髪の毛と思えば振動で一番応力が掛かる根元にクラックと思えばいいでしょうか?
機械には素人ですが、ごく細のリード線はソレノイド等の端子端で半田との境界でよく切れて断線を経験しました。
テンション振動製造工程????
投稿: 山向うの住人 | 2014年9月29日 (月) 20時56分
画像には半田の付け箇所が5箇所写ってますが、中央はメカ的な固定だけです。左右の2個、2個がそれぞれ内部にある2個のコイルの端子です。
向かって左端の端子だけがメカ的な固定を兼ねて居て、これに亀裂が入っていました。半田の亀裂と言うよりも基板の銅箔面からの剥離と言った方が良いかもしれません。
細いエナメル線が出ている部分を接着剤で固定した方が良かったかもしれませんね。次からやります。
投稿: みつやす | 2014年9月29日 (月) 21時07分