ダイナモのお勉強 その3
ダイナモのお勉強 その3は「蓄電池を繋ごう」です。その2ではマブチモータ(=直流発電機)を回して電気を発生させ、端子電圧をテスタで測定する事によって確認しました。
その3ではさらに実車に近い構成とするため、発電機に蓄電池を接続してみます。
追加で準備したのは、単三1本用の電池ケース、単三型の充電式電池、これだけ。電池ケースはいくらでも手持ちが有ったけど、撮影用に1本用をグッデイで買った。130円くらい。
電池は普通のマンガンでもアルカリでも死ぬような問題は起こらない。と思うけど、ネット上には実社会以上に口うるさい人が多いし、人様に勧めるのならまともな方法がよかろうと思って死にかけのニッケル水素充電池を準備。
正確に言うと準備したんじゃなくて、相方が死んで1個だけ引き出しの中に残っていたヤツ。何処の家にもこういう電池が1-2本は有るはず。この手の死にかけは実容量が少なく電圧変化が急なので、今回のような実験には新品のしっかりしたヤツより適していたりする。
電池ケースのプラスに赤線を、マイナスに黒線を接続する。よじっただけでは接触不良が起こるし、半田付だと白い樹脂が溶ける。一連の実験の中で一番技術的に難しい所かもしれない。
次に電池ケースの両方の端子にテストリードを接続する。テストリードを手で押しつけたらゼネコンが回せないじゃ無いか?とか、色々と問題が出てくるけど知恵と工夫で解決すること。
次に電池を電池ケースに挿入する。電池が生きていたらゼネコンのクランクが急に回り出してびっくりする。電池が死んでいたら何も起こらない。
クランクが回っていたら少しだけ注意してゼネコンを保持し、クランクを軽く持ってモータの回転に合わせて自分の指を連れ回りさせてみる。それに飽きたら今の回転と「同じ方向に」クランクを回してみる。ゆっくり回すとゼネコンに対してブレーキに成ってしまう。早く回すと自分がゼネコンを回してやる事になる。その際にテスタの測定値がどう変化するかもチェックしておく。
もし電池が放電していたら最初の回転が無い。その場合は最初から自分でウィンウィン回す。回す方向は「その2」で実験した方向に回すこと。電池の状態に依るけど1-2分間必死で回して手を離すと、電池が少しだけ充電されてゼネコンが回転を始める。
もし電池が本当に死んでいたら、いくら必死で回してやっても回転を始めることは無い。そんな時は潔く諦めて、コンビニでも電気屋でも100均でも通販でも何でも良いから充電式の電池を買う。
ここまでの実験で、モータリングと発電の事、放電中と発電中のバッテリー電圧の挙動、死にかけバッテリーや完全に死んだバッテリーの挙動、そんな事を勉強できる。
自分がエンジンに成って発電機を回している気持ちに成ったり、自分が負荷になってモータから回されるシチュエーションを妄想してみたり、色々とやった後でまともな本を読んでみると面白い。「力行」とか「回生」とかその手の言葉の説明がすこーしだけ実感として解るように成っていることに気付くから。
次男はまだ家に居るのだけど、そろそろ帰ると言うことで少し早い誕生日。小さいけどケーキが出て美味しく頂いた。でも今日は夕方まで色々とやることが有ったので動いてない。寝る前にエアロバイクでも漕いでおこう。
バイク 8km
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コメント
電池を入れた瞬間、ジェネレーターが動くところが、ポイントかな?(o^-^o)
投稿: ラモ | 2014年9月 5日 (金) 09時24分
そうですね、この瞬間に「危ねえなあ」とか「これじゃ不味いだろ」と実感することが、カットアウトリレーを理解する第一歩に成ります。
投稿: みつやす | 2014年9月 5日 (金) 10時54分