« ヤマゼン対コイズミ | トップページ | イグナイタ試験機の改良 »

2014年8月 2日 (土)

kyon2かわいいよ

08022  予想以上に早くクリーム半田が到着したので、夕方から実験を開始してみた。昔販売していたUSB変換基板の残りに、1.27mmピッチのICと2012サイズのチップ部品を装着。
 半田は予想とは違う性状だった。クリームじゃ無くて粉がかろうじて纏まっている状態。HONDA純正のディスクパッドグリースに近い。爪楊枝の先に付けて塗ろうとしたけど、塗料のように爪楊枝の先に付ける事が困難で出鼻を挫かれた。
08023  汚いけど無理矢理塗ってリフロー炉に入れて加熱。150℃を90秒保持してピークは220℃。終わったらドアを静かに開けてふーふー吹いて冷却。
 1発目の試験で何となく雰囲気は掴めた。ランド寸法はメーカ推奨ではなく、手半田作業を考慮してかなり弄っている。その為にチップが立つ「マンハッタン現象」とやらを体験出来るかと期待したけど何も起こらなかった。
08021_2  こんな硬さじゃメタルマスクでも作らない限り難しそうだったので、グッデイに行ってフラックスと小さな容器を買ってきて薄めた。シンナーを使うか迷ったけど、フラックスの方が揮発が遅いし粘性が有るので選択。元々のフラックスと反応して悪影響が出るかも知れないけど・・・まあいいや。
 薄めたら爪楊枝の先にも乗るしパターンの上だけにかろうじて塗布できる。この調子で10枚くらい練習したら例のGPS基板も行けそうな気がしてきた。
08024  本当ならピッチが細かいFTDIのICも試験した方が良いのだけど、そっちは単価が高いから(笑)勿体なくて実験には使えない。
 今回も同じように時計と温度計を見ながら、手動でヒータをオンオフして温度を制御した。結構良い感じで制御できる。1個2個ならこれでも良いんじゃ無いか?と思ってみたり。
 不要な部分にはみ出さなかったので、2回目はかなり綺麗に半田付が出来た。ほんの少し半田の量が少ない気もするけど、市販品もこんな感じか?。フラックスで薄めたから仕方ない面もある。
08025  今日の実験から感じたことは、オーブントースターの性能は十分。温度コントローラを付けた方が楽には成るけど、実験的な用途なら無くてもいける。クリーム半田の塗り方は難しい。メタルマスクを作れば確実そうだけど、1個2個の為に作るのは馬鹿げている気もする。別の手段を考えるか、手塗りの技術を磨くか。。。
 それにしてもコイズミ君は良く頑張った。ルミエールでこちらを選んだ甲斐があった。昨日は書かなかったけど、コイズミならkyon2だな、と思ったのもこっちにした理由の一つだったりする。やっぱりヤマゼンさんじゃ無くてkyon2にして良かった。

 スイミングが先生の都合でキャンセルに成ったので、仕事をしたり家の周りの土方作業をして明るい間の時間は過ぎた。トレーニングは無しだけど、脚の回復とか補強を兼ねて、しばらくは走ったりするよりも作業をやった方が良さそうな気がする。

|

« ヤマゼン対コイズミ | トップページ | イグナイタ試験機の改良 »

コメント

自家製リフローがこんなにうまくいくとは驚きました。
 このくらいのICや2012位なら蚤のへその垢くらいの接着材で仮止し0.6φ以下のヤニ入りをコテで流した方が確実だと思いますが、何と言っても自家製リフローですから凄いと思います。

投稿: riki | 2014年8月 2日 (土) 22時29分

 この基板を販売していたときは手半田でした。ホーザンの0.3mmを使っていた気がします。この位までなら手の方が早いですが、横に足の出てないタイプに成るとリフローの方が確実な気がしてきました。

 まだ制御機器が付いてませんが、この機種はリフロー炉の素材として悪くないと思います。

投稿: みつやす | 2014年8月 2日 (土) 22時50分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ヤマゼン対コイズミ | トップページ | イグナイタ試験機の改良 »