単純な4軸制御の限界
最近はパソコン上で3D形状まで確認したりチェックしたり出来るように成った。昔から考えたら夢のような話で感動する。
でも私は、画面の中の絵には興味が持てず、3Dのお人形さんなら少しだけ興味が湧き、生きたお姉さんに強い興味を感じる古いオッサンなので、プロペラも実際に削りだしてみることにした。
今回も多量に有る樫の木の枝にしようと思ったけど、早く結果が見たくて建材用の発泡ウレタン?から削り出す事にした。
結果的に早く出来て正解だったけど、強度が無いので中心に通したボルトが食い込んでいき、最終的に中で踊ってエンドミルを損傷した。2,700円もした樹脂・アルミ用の良く切れるヤツだったのに・・・。
使ったCAMは現在試用中のDeskProtoでA軸対応版。これは前回も書いたようにA軸と同時にXYZを自由自在に動かす事は出来ず、たとえばY軸固定でXZ軸のみの動きに成ってしまう。
これはどういう事かというと、A軸をグルグル回してみても、切削するのはA軸中心線上だけと言うこと。その為に2枚目の写真の様にオーバーハングしている部分が削り残しに成ってしまう。
とは言っても単純な3軸機では削れない重なった羽根形状は削り出せる様に成っている訳だから、それなりに進化ではある。
この削り残し部を削るには、もう1軸追加してA軸を傾ける必要が有る。俗に言う5軸機の登場だ。世の技術という物は必要にかられて進化していったと言う事が良く解る。
ここで今は悩み中。5軸機は取りあえず作ってみるつもりだけど、そいつをグリグリ動かす事はDeskProtoには出来ない。B軸を任意の位置まで傾けて、その状態で単純な4軸機として使うことを繰り返すだけ。
この内容に安いとは言えホビー版で3万以上、ビジネス版で10万以上の金を払う価値が有るかな?と。でも展示会で見るようなグリグリ動かすCAMは100万じゃきかんだろう。。。
ドリドリ君は勝手に動かしながら仕事をした。まあドリドリ君のサンプル作製も仕事と言えば仕事なのだけど。
夕方からはプールへ行って泳ぎ込み。いつものメニューで前半はゆったりとスイムで後半は色々と課題を持って400mのプル。少し楽に泳げるように成った気もするけど、まああまり変化は無い。
スイム 4.1km
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コメント
エンペラを削るインペラ・・・もとい
インペラを削るエンペラ。凄いです。
投稿: riki | 2014年3月21日 (金) 21時44分
結果を急いだので見た目がイマイチでした。次は樫の木かアルミを使って見た目も追求してみます。
こうご期待??
投稿: みつやす | 2014年3月21日 (金) 22時00分