オイルフィルタのバイパス圧力
少し気持ちが落ち着いたので(笑)、木を切る作業は一時中断して普段の生活に戻った。
ガレージを片付けているときに先日交換したポルシェのオイルフィルタが出てきて、どうせ捨てるなら中身を見てからにしようと思って分解してみた。
純正品かどうかは知らないけど、海外のサイトで空冷3.2Lに使えると書いてある「OC54」と言うタイプ。
油圧系統図的には車体側にバイパスバルブが入っている様に見えた。だからフィルタにはバルブは無いのかな?と思って分解した。でもちゃんとバイパスバルブが入っていた。逆流防止のゴム板は無かったけど。
良い機会なのでバイパス圧力というかリリーフ圧力を計算してみる事に。写真のゴム板がバルブとドーナツ状の受圧部を兼ねる部品に成っている。
ドーナツの直径が32.6mmと21.1mmなので受圧部の面積は786mm^2。ばねのセット長が17.3mm位なので、秤のうえでその長さにセットして反力を測定したら8kg程度。気取って?書けば78.5Nと成る。
以上から計算しなくても「バイパス圧は1キロくらいかぁ」と解る。SI的に書き直すと78.5/786x10^-6=99.9kPa=0.0999MPaと成るので、「0.1MPaくらいね」と言う方が今風の技術屋さんに見えるかも。
国内の教科書や整備書で「約1kgf/cm^2」記述を見たことは有ったけど、海外製のフィルタでも近い値が確認出来たのは一つの収穫。これで国産車用を流用する際の不安項目が一つ減った。
右脹ら脛の故障だけど、明かな痛みは消えた。感覚的に表現すれば「酷い張り」と言った感じか。まだ走る訳にはいかないけど歩くくらいは良かろうと思ってウォーキング。
田んぼの中の道を通り、トヨタグランドの横をかすめてトヨタ工場の外周路を回って帰ってきた。少し疲労感が有ったけど痛みは無い。こんな感じでジワジワ行こう。
ラン (7km)
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