Lジェトロニックの気持ち
低速・低トルク時のトルク感が乏しく、エアフローメータあたりを弄っていた時の事。せっかくO2センサが付いているのだから、そのデータを見れば良いと気がついた。
最初はアナログテスタで針を振らせて居たけど、この手のセンサの出力は「濃い」か「薄い」の2値しか無いわけで、それなら2色のLEDの方が良かろうと思って作ったのが最初の写真。
閾値としてトランジスタのVbeを使った。単体では0.6Vくらいだけどベース電流とかECU側への影響とか考えると、適切なベース抵抗を入れたく成って結果的に0.7Vくらいに成ってしまった。
巷の資料には濃いときの出力電圧は1.0V弱みたいに書いてあるけど、うちのは劣化しているのか温度の影響なのか、0.8Vくらいしか無いときが多かった。
トルク感に関してはほぼ解決できたけど、上記の閾値が少し高いことが気になっていたので別の回路で作り直した。
今度は2回路入りOPアンプをコンパレータとして使っている。閾値の電圧は「ショットキー?」と書いた袋のヤツが丁度よかったのでそのVfを使った。今回は0.5Vくらい。
回路は直ぐに出来て試験も終わった。かなり具合が良くて空燃比フィードバックの状態が良く解る。すると運転中でも見たくなった。
最初はO2センサ直近のコネクタから引き出そうとしたけど、エンジンルームから室内に引き込む術が解らない。仕方ないので座席下にあるECU、というかBOSCH式にはモトロニックユニット?のコネクタから出すことにした。
引きずり出して良く見ると開けた形跡がある。スペシャルROMでも入っているのかな?と期待して開けたけど、何となく純正っぽいシールが貼られたROMが刺さっていた。いや、純正は年式なんか書く必要ないから600馬力くらい出るスペシャル品だろう(笑)。
センサからECUまではシールド線が使ってあったので、自作のO2センサーモニタまでもシールド線にした。取付は面倒だったので両面テープでタコメータのガラスに貼った。
この状態で走ってみたけど面白い。普通に走っているくらいでは全てのゾーンは空燃比フィードバックされている。少し飛ばしたくらいでもフィードバックされている。
低いギヤで4000rpm位まで回したけどフィードバックされていた。試しにローで全開にしたら赤くなり、理論空燃比から離れて濃くなったことが解った。これは全開スイッチで検出しているのだろう。
点滅の速さはアイドリングとか5速1200rpmの様な極軽負荷では、1秒から1.5秒に1回切り替わる感じ。少し負荷をかけるとセンサの反応が良くなるのか0.5秒に1回くらいチカチカ切り替わる様に成る。
しばらくはこの状態で使ってみようと思う。特に問題がなければ、もう少し目立たない場所に小綺麗に作ったのを常設したいところ。
朝一は左膝が少しだけ痛みが残っていた。今日は桃園プールでスイム練習らしいから痛みが無かったら行こうと思っていたのだけど、布団から起きる瞬間に痛かったので気持ちが消えた。
1日を終わったらほぼ痛みを感じなく成ってきたので、晩飯の前に少しだけエアロバイクを漕いでみた。痛くは無いけど何となく張ったような熱いような感覚が有る。これでギリギリの負荷かも知れない。
バイク 22km
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コメント
やった!
ECUのROMが単独でソケットに乗ってるなら
エンジン整備調整が一段落したら解析ですね!
昔々、職場の高級なバキュウムの半田吸除器でピギーバックにしたり楽しみ(苦労)しましたが・・・
投稿: 山向こうの住人 | 2013年9月 2日 (月) 18時32分
シールを剥がしてまでは見てませんが、普通の窓付のROMに見えます。ROMライタも有るから何とか成りそうな気はします。
ただ、二色のLEDをチカチカさせながら走ってみると、一般道を危険な速度で走るくらいでは、O2センサのフィードバック制御範囲内でした。
もしROMを書き換えるとしたら、O2センサエミュレータ?みたいな物でECUを騙す必要が有りそうです。
投稿: みつやす | 2013年9月 2日 (月) 19時11分