畑のポルシェ
舗装路用のポルシェは良くあるヤツで、農道のポルシェはサンバー。この辺りまでは知っていた。でも畑のポルシェとしてトラクターが有った事は知らなかった。
ダイナモとレギュレータの再生がうちの仕事。ずいぶん前に依頼を受けたのだけど、「ピストンリングを作らないと・・・」と言う話だったので時間が掛かると思って途中で止めていた。
そしたら「車体側がここまで出来ました」と写真が来てびっくり。うちが一番遅れているんじゃ無いか?とプレッシャーを感じて少しずつ作業を再開。
フィールドコイルとブラシ廻りはやっていたので残りはロータ側。今日はコンミュテータを旋盤で整形した。センタ穴が綺麗に残っていたのでここまでは直ぐに終わった。でもこの後でマイカ深さを確保しながら溝を掃除というか整形するのが面倒。
この作業には自作の"Pカッター"みたいな工具を使う。試行錯誤の後に具合の良い基本形状は決まってきたけど、溝の形状が少しずつ違うのでその都度削り出す事に成る。
そしてしばらく使うと切れ味が悪くなるので、ダイヤモンドヤスリで研ぎ直してから作業を続ける。特に側刃が切れないと銅がめくれたように残って作業性が悪い。
予定通りに今日のトレーニングはお休み。ちょっと新しい仕事の開発的な事をやっているので、それを色々と弄くり回していた。
売れるかなあ?売れて欲しいけど。沢山売れたらポルシェのシートを買い換えるか貼り替えよう。そして庭に2柱リフトを設置して、シンクロの部品を手配してミッションのO/Hをやろう。ついでにクラッチもやった方が良いな。。。
こう言うのを取らぬ狸のなんちゃら・・・と言うのだな(笑)。
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コメント
もう一つあります。旧道のポルシェ、バットマンです。新しく出来た、車の多い道を避けて走ってます。例えば県道463なんか好きですね。最強のインデアンで、ピストンを鋳造するシーンがありましたが、ピストンを作る御仁がおられますか!どんなバイク、車なのか完成後のスクープ記事を期待してますよ(o^-^o)
投稿: ラ・モート | 2013年8月 7日 (水) 08時32分
リングと言ってましたので、流石に自作じゃなくて理研とかNPRに特注したんじゃ無いでしょうか?
ポルシェトラクターで検索して出てくる形みたいですが、電機品が三菱電機なので、イセキが関係したほうかな?と思ってます。
投稿: みつやす | 2013年8月 7日 (水) 08時54分
リングはNPRで製作してもらいました。
さんざん交渉して、100台分1ロットの所2気筒分10本のみの製作。
望外の安価でした。
数年前1954年製Cooper500F3のJAPアルコール燃料のレーシングエンジンをガソリン用にする為、ピストンを1個のみ作りました。
確か5000番台のアルミから
投稿: Boss Secilia | 2013年9月19日 (木) 10時14分
何時もお世話になってます、そしてコメントをありがとうございました。
実績を含めた例外とは思いますが、NPRが10本で製作してくれたんですか。商売と言うよりも古い物を動態保存する行為への理解でしょうかね。
投稿: みつやす | 2013年9月19日 (木) 10時57分