気まぐれプリンセス拉致される
”眠りの森の美女病”を克服したと思われるイリジウムちゃん、有明海の入口辺りで克服の度合いを試験中。
基本的に順調なのだけど、偶にイリジウム通信が困難な場合にヒスを起こして全てを投げ出してしまう。
まあ、これは彼女が悪い訳じゃ無くて私のプログラムが悪いのだけど(笑)、便宜上”気まぐれプリンセス病”と呼んで他の仕事の合間にデータを眺めていた。
昼過ぎに事件が起こった。急に通信が途絶えてしまった。しばらくしたらイリジウム通信だけは復旧してデータを送ってきた。でもGPSは測位までに至らず????のデータばかり。
イリジウムだけでも概略の位置は解るけど、アルゴスみたいな感じでイリジウム衛星とのドップラー効果から計算でもしているのか、ローカルの天気予報の地域分けくらいの範囲でしか位置が解らない。
やばいなあ・・・と思いながらも冷静に眺めていると、行方不明と同時に水温データが急上昇している事が解った。上昇後の数値は投入前の数値に近い。と言うことはこの辺りの外気温か?
岩場に引っかかった可能性も有るけど、可能性の有りそうな岩場までは今の速度で1時間くらい掛かる。それに水温データの変化がステップ状で安定している。と言う状況から漁船に拾われた?
色々な事を考えながらモヤモヤ・ドキドキして、プチはやぶさ制御室状態を楽しんだ。
夕方に成ってバイクトレーニングから帰ってきたら状況が変わっていた。相変わらずイリジウムだけのデータが続いて居たけれど、その中に2点だけGPSが測位したデータが含まれて居たから。
早速位置を電子地図上に落としてみると、予想通りに近くの漁港が現れた。ちなみに電子地図はカシミールに山旅倶楽部のデータで運用している。光回線に成ってから実用的に使えるように成った。
九大の先生も同じデータを見ながら同じ事をしていたようで、漁協に電話して回収のお願いをしたらしい。漁師はすでに寝ているから直接の話は出来なかったらしいけど。
これで素直に着払いででも送ってくれたら万々歳。一升瓶を持って回収に行く必要が有っても経験としては悪くない。漁船の所有者がブイを捨てたり壊したりしないように、明日の出航までは神頼み。
今回は一緒にアルゴス君が括りつけて有ったらしい。こちらは私の管轄じゃないけど、不調と衛星通過の問題で行方不明とか。もし彼も一緒に回収できたら、イリジウムちゃんの初めての仕事と言えるかも?。死なずに頑張れ。
昨日のスイムで珍しく脇の下が筋肉痛。そこで今日は下半身に筋肉痛を起こそうと思ってMTBで山に行った。山と言っても長濱の家の前の、軽トラがギリギリ登る位の田舎道。
ここを重めのギヤで何回も何回も行ったり来たりした。最初の5回くらいは足がパンパンでキツかったけど、その先は何故かそれ以上はきつくならず、気持ちとしては逆に楽になったような気さえした。
何時も痙攣する大腿四頭筋は使わないように、尻とか腿の裏側の筋肉主体で登るように心掛けた。とは言っても大腿四頭筋もそれなりに使うので、そちらも最後はパンパンに成る。
バイク 10km
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コメント
例のPVCブイのことでしょうか?それならクジラが飲み込んだんではないでしょうか!?
投稿: ラ・モート | 2013年4月25日 (木) 08時28分
鯨のホーリーに飲み込まれたイリジウムちゃんは苦しくて水深探索用の超音波を出します。鯨は耳が痛くてたまらずイリジウムちゃんを吐き出します。
丁度その時、シャチのオルソーに掴まって流れてきたアルゴス君と再会して・・・
ちょっとディズニーに電話して映画作るように交渉します。
投稿: みつやす | 2013年4月25日 (木) 08時54分
布津漁港のポジションを航空写真で見ると
小型底引船が頭から接岸している岸壁の直近陸側の角ですから
網に掛かったゴミや不用品を野積してる・・・
自前の偵察衛星が欲しい、それも分解能10センチぐらいのが(笑)
投稿: 山向こうの | 2013年4月25日 (木) 16時14分
昔から有りそうな舟溜まりとは別の、比較的大型の船が接岸する場所の隅っこですねえ。下水管で出来ているのでゴミにしか見えないでしょう(笑)。
投稿: みつやす | 2013年4月25日 (木) 16時33分