キサゲよりもグラインダ
ちょっと仕事関係の測定をしていて、先日手に入れた定盤の平面度が気になってしまった。
中古だし傷んでいるので、全範囲では100umくらいの変形が有りそうだなとは思っていたけど、実際に目の当たりにすると気になってしまう。
測定自体は定盤の変形が影響しにくい配置にしてやれば良いのだけど、なんか気になるし何時も変形を避ける配置が出来るとは限らない。。。ので修正開始。
狭い範囲はお互いに摺り合わせて平面を確保したホームセンターの(人工?)磨き石版。広い範囲はこれまたお互いに摺り合わせて直線を確保した直定規。
周囲はかなり良い精度が保てていたけど、中央部が膜を張ったように下に垂れ下がっていた。最大の窪みで0.04mmのシックネスゲージが無理矢理はいるくらい。光明丹で見ると凄く窪んでいるように見えたけど意外と少ない。
古いヤスリで作ったキサゲの様な物で削ったり、やっとれんからグラインダで削ったり、やっぱりキサゲに戻ったり、北九州研磨に持っていこうと思ったり、研磨じゃ無くてもフルバックで削るだけで良かろうと思ったり、もう嫌だと思ったり、新しいのを買おうと思ったり、安物の新品なんて数年で歪みが出そうと思ったり、それならこの枯れたのを修正した方が上等やんと思ったり、色々と葛藤と戦いながら今日はここまでやった。
まだまだアタリがどうのこうの、というレベルには達していない。機械が有るなら切削で削って済む範囲の修正と思う。でもかなり大きな機械じゃないとY軸方向が入らんなあ。兵庫製作の5面加工機なら余裕だけど(笑)。
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