皆生トライアスロン当日
忘れないうちに当日の概略だけ書いておきます。
朝は03:58にひとりでに目が覚めた。いつもの助六寿司と大きなシュークリームを食べる。例年よりも食欲が無いというか、例年ほど沢山食っておこうという気分が無い。
ウンコが全く出ない。出る気配が無い。まあこんなもんだと考えて諦めた。結局閉会式の夜に家に帰って寝る前まで出なかった。腸の活動が鈍っていたのかもしれない。
ホテル前でなおチャン達と会い、武友さんと話しながらバイクを押して受付まで。みょんみチャンの家族とか、久し振りに会う人が沢山いて話し込んだ。
写真で見た記憶が有るウエアを着た人が前を通り過ぎた。「かぼす君!」と思わず声が出る。アニメの顔とは全然違う泣き顔で神経質そうなランナー体型の人だった。本当に本人だったのだろうか(笑)?
準備をしてスイムスタート地点へ。100mくらい歩いたところでウェットの上着を忘れていることに気がつく。意外と緊張している。いや、年のせいで忘れやすく成っているのかも。次に買うならワンピースか。。。
スイムスタートは右よりの後方から。あとで考えるとあまり良くなかった。多少のバトルは有ったけど、まあ落ち着いて対処しながら海岸と平行なコースに入る。ここで後頭部にパンチを食らいゴーグルがずれる。
直して泳ぐけど海水が完全には抜けていないので目が染みる。しばらくしたら係員がコースロープを超える様に指示している。こんなコースだったか?とか思いながら指示通りに流れに乗ってロープの左側へ。この辺りで2回目の顔面パンチ。
折り返しでゆっくりと水を1杯飲み再び海に入る。周りの人が少なくならない。例年よりも泳ぎにくい感じ。これはゴール地点までずっとこんな感じだった。
あと300mくらいの右折地点まで来たときオシッコがしたくなった。何故か何時もこの辺りまで来たらオシッコがしたくなる。今したらウェットに溜まったままで上陸やな・・・とか思いながら放出。
タイムは1時間とちょっとだった。今までで一番早い。でも何となく不完全燃焼。ずっと廻りのペースの中で位置取りだけ調整しながら泳いだ感じ。抜け出すほどの泳力は無いけど、自由に泳がせてくれたらもうちょっと行けそう何ですが、的な気持ちが残った。来年はもう少し積極的な位置から出てみよう。
バイクへのトランジットはスムーズ。ヘルメットを被って補給食のチョコシロップを一気に全部のみ干した。これだけで300kcal以上は有るのでとりあえず良かろう。
いつもは最初の土手で心拍を上げすぎるので、今日は極力抑えめで走った。ツーリングの感じで最初のエイドまでは軽く軽く。それからはそれなりに。
凄く暑い1日に成りそうなので、ランで潰れたら直ぐに30分とか1時間のレベルで遅くなってしまう。ギリギリを狙うんじゃなくて安全目に行って丁度よい位だろうと判断した。
補給食はもみじ饅頭を5個と塩昆布を一袋。もみじ饅頭はスーパーの安物を買ったからか食べにくくて2個しか食べなかった。塩昆布は全部食べたけど足りないくらいだった。
折り返しの少し手前で左太腿の内側に攣りそうな気配が出てきた。攣ってしまうと大変な事に成るので、ぐっとペースを押さえて漕ぎ方を変えたり立ち漕ぎしたりしてみた。折り返し地点でリードを保っていたアスロンズ1号さんに直ぐに抜かれてしまった。仕方ない。
攣る感じは無くなったけど、気持ち的に消極的な感じに成ってしまった。例年通りに下りと平地は速いけど、登りになったら抜き返される。全然弱点が克服できてない。
かなり楽な感じでトランジットに帰ってきた。この調子ならランも潰れずに行けそうな感じ。何となく気分で今年はトランジットのトイレに入ってオシッコした。でもなかなか出てこなくて、出も悪くて数分間は悪戦苦闘するはめに成った。
ランの出だしは今までで一番楽だった。最初のエイドは遠いのでコップに4杯ドリンクを飲んで出発した。手にはコンデンスミルクのチューブを持って。
数個目の信号で抜かされたアスロンズ1号さんに追いついた。「5時間かかりそう」と少し気弱な感じ。彼には勝てるかな?と思ったけど、最近のランタイムは変わらなくなってきたので油断は出来ない。
例年ならガンガン抜いていくのだけど、今年は廻りの選手が替わらない。俺が遅いのか?それとも既に速いグループに居るのか?良く解らん気持ちで取り合えず走る。
エイドでは梅干しを1個と水を2杯前後。身体を氷水で十分に冷やして出発した。メチャ暑いのでグチャグチャのシューズが1kmも行かないうちに乾いてしまう。
トップのかぼす君とすれ違った。2008年よりもスタートよりの位置で。彼が速いのか?俺が遅いのか?しばらく悩みながら走った。
藤原さんが300mくらい後を恐ろしい形相でユッサユッサと走っていた。どうしてこんなフォームで速いんだろうか?この時点ではかぼす君の勝利を確信していた。武友さんは4番目にすれ違った。でも後で3番目はリレーの選手だと知った。
折り返しの近くで山西さんに追いついた。前に出たけど直ぐ後を付いてくる。エイドでもほぼ同じタイミングで補給する。屈強な31歳、最後に刺されそうな気配、でもここでスパートしたら最後にペースが落ちそうな気がしたので今のペースを維持した。
もう少し上げようか、いや気温を考えたらこんなもんだろ、このままじゃ倒れるほどキツクは無いぞ、今何位くらいだろ、年代別で入賞できるかな、なんか廻りの選手が多いけど遅くないかい、色々考えて走った。
2007年の時ほどペースを上げられず、2008年の時ほどフラフラに成る程追い込めもせず、長めの距離を走った強度高めの練習会みたいな感じでゴールした。
でも余力を残したという感じじゃ無くて、ここまでのスピードしか出ないのが今の実力だと思う。その辺の事はだいぶ解ってきた。
タイムは10時間30分くらい。同じように暑かった2008年とあまり変わらないけど、廻りの選手が多い気がするので順位は悪そうな気配。
椅子に休んでいたら武友さんが来てアイスをもらってきてくれた。アイスを食べたら少し元気が出た。着替えと一緒に用意していたソーセージとかも食べた。シャワーを浴びてだいぶ元気が出た。
アスロンズ1号さんはだいぶ遅れてゴールした。しばらく立ち上がらないのでかなり消耗している感じ。5時間くらいかかったらしい。
他のメンバーはすれ違った位置から想像すると、ゴールは制限時間近くに成りそう。と言うことは晩飯は22:00を優に超える。マジなアスリートである武友さんをそこまで待たせる訳にはいかないので、一旦ホテルに帰って私だけ戻ってくることにした。
帰る準備をしているとかぼす君が通り掛かったのでしばらくお話。武友さんと一緒にいるとトップの人達と接する機会が増えて、彼らから何かを掴める気がして少しだけ嬉しい。
かぼす君は奥さんと車で帰るので送ってくれるという。厚かましいけどキツかったので有りがたくご厚意に甘えることにした。奥さんは可愛くてメチャ良い感じの人だった。かぼすアタックで射止めたのだろうか(笑)?
自転車などを回収してホテルの部屋に戻った。裸になってベッドに寝たら動けなかった。家に電話した。いつもの様にリアルタイム速報を見ていたようで「100番くらい。年代別でも5番か6番よ!」と言われてしまった。予想していたのであまり動揺は無かった。帰ってから嫁さんと息子にどうやって言い訳しようかと少し考えた。
冷蔵庫の飲み物を飲んだりは出来るけど、今からシャトルバスに乗って東山まで行く元気など全く無い。ああ、なおチャンゴメンとか、みょんみチャンリベンジ出来たかな?とか、岡田さん脚大丈夫か?とか、健司さん潰れてないか?とか、濱畑お母さんはギリギリか?とか、人のことばかり考えて居たら寝てしまった。
起きたら22:00を過ぎていた。取りあえず下に降りたらみっちゃんが居て、今から夕食に行くというので連れて行ってもらった。他のメンバーはゴールはしたけど食えないらしい。まあそんなもんだと思う。2008年の私がそうだった。
応援団に選手は私だけという、ちょっと変な?感じで晩飯を食った。居酒屋のつまみ類を適当に食べる。疲れた胃腸に少量ずつ色んな種類を補給できるのは具合がよい。
こんな感じで2010年の皆生が終わった。不甲斐ない気もするけど、今の実力通りの結果がちゃんと出た様に思う。落ち着いたらしっかりと反省・分析して、今後の練習に繋げたい。
気に掛けて頂いた方、現地で応援して頂いた方、大会関係者や可愛い女子高生ボランティア達、NOと言わずに許可してくれた現地の関係ない人達、ありがとう御座いました。今年も1日中楽しめました。
スイム 3km
バイク 145km
ラン 42km
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