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2009年5月27日 (水)

ブルホーンバーの内径拡大

0527 怪しい蕎麦屋のトライアスリートから依頼が来た。ブルホーンバーの先にブレーキレバーが入らんから加工してくれと。
 こんな計画性のない買いものをするようでは、嫁さんに逃げられたり職を転々としたりで、流浪の人生を送るであろう事は想像できたけど、少しだけ世話になった気もするので工夫して加工することにした。
 日東のブルホーンバーで外径が22.2mmで内径が17.0mmくらい。これに差し込み部が19.0mmのテクトロのブレーキレバーを入れたいらしい。
 取りあえず加工の前に強度検討してみると、内径17.0mmの断面係数が591mm^3で内径19.0mmの断面係数は401mm^3となった。
 ハンドル端に200Nの荷重を考えるとモーメントアームを140mmとすればステム横の最弱断面であろう部分のモーメントは28000Nmmである。内径を拡大する深さは30mmだけど、ブレーキレバーの先が荷重点と考えてモーメントアームを40mmとすれば、内径19.0mm部の最弱断面では8000Nmmのモーメントが考えられる。
 それぞれについて最大の曲げ応力を出してみると、ステム横は47.4N/mm^2であり、内径拡大部は20.0N/mm^2となった。荷重が想定値なので応力の絶対値に意味はないが、比較としてステム横の無加工部よりも2倍以上強いことが解る。
 上記の仮定にはブレーキ先端を持つことによるパイプの捻りは考えていないので、実際はもっとステム横の方が厳しい条件となる。段付き部の応力集中部をリューターで斜めに削り落とせば、まあどんな状況下でもステムの横の方が先に壊れるであろうと結論付けられる。
 あとはブレーキレバーを握りしめる事による応力があるけど、こっちはさらに応力値が低くなりそうなのでOKとした。まあ、転けても直ぐには死なないタイプなので大丈夫だろう(笑)。

 加工は色々な案が浮かんだけど、旋盤の刃物台に治具を付けてハンドルをクランプし、主軸側に取り付けた刃物で中ぐり加工することにした。
 治具は10mmくらいのSSの板が有ったので、それにオートバイのハンドルポストの部品を溶接し、ワッシャを噛ませて締め上げた状態で22.3mmくらいに中ぐりした。
 あとはそこにブルホーンバーを取り付けて、左右の穴を拡大してお終い。ブレーキレバーが入る穴だから、ノギスレベルの加工で良かろうと思って±0.1くらいには入ったんじゃ無かろうかと言う感じ。

 今日は自転車に乗る予定だったけど、情け無い事に脹ら脛に筋肉痛が出てきてしまった。2日目に筋肉痛が出るなんて、年寄りの証明みたいなものだなあと鬱になる。
 仕方ないので軽トラでプールへ。プルブイを鋏んで手のドリルと肩廻りの持久力養成を兼ねて1500mを泳ぐ。
 今日は29分強くらいで泳ぎおえた。肘を伸ばしてかくのではなくて、肘を曲げながら前方にあるバランスボールを引き寄せるようなイメージを持ってやってみた。
 息継ぎ無しなら良い感じに出来た気がするのだけど、息継ぎの時だけ手が伸びてしまう。これって伸ばした手を下向きに押して、顔を反力で持ち上げようとしているような気がする。
 手を治すと言うよりも、反力無しで息継ぎが出来るように息継ぎのローリング系統のドリルが必要なのかもしれない。

スイム 1.6km

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コメント

ほうほうやっぱりこういう方法だったんですね。逆にするというのはよくやることですか?

息継ぎに関しては、首が硬いのかもしれませんね。

投稿: 怪しいトライアスリート | 2009年5月28日 (木) 07時32分

 クランプの跡が外に付いてしまったのと、内径の30mmは意外と深くてリューターのロックナットでΦ19mm部に傷が付いていまいました。組んだら見えんので(笑)堪えてください。
 中ぐり盤と同じ事を旋盤に代用させているだけで、「据えぐり」と言う言葉が有るくらいなのでそれほどイレギュラーな作業では無いと思います。
 四つ爪チャックでは調整が難しいので、ボーリングヘッドみたいな物が欲しいところですねえ。

 首が硬いのも先生によく言われます。結局、全ての関節が硬いわけでして。。。

投稿: みつやす | 2009年5月28日 (木) 09時15分

いやあでも家に旋盤がおける環境というのもなかなかないと思います(笑)ていうか仕事になったんでしたっけ?

それはそうと、関節もしつこくグリグリやってたらすこしずつ可動域増しますよ。ぼくも肩甲骨周りは確実に動くようになったし、股関節も肋骨(軟骨部分が少し動くようになります)もわずかずつ改善してます。

投稿: 怪しい鬼 | 2009年5月28日 (木) 20時15分

 仕事にも使いますけど、仕事用として入手した訳じゃ無いですね(^^)。
 食品用に包丁とまな板が有るのなら、金属用として旋盤とか溶接機が有ってもおかしくないです。ハイ。

投稿: みつやす | 2009年5月28日 (木) 20時56分

ワークのクランプ部はアルミか銅テープを・・・
チョット手抜きですね。
そんな事言われんでも判っとるわい。<爆

流石内径用超鋼バイトホルダー、こんな送り量でもびびらずOKなんですね~。
それにも増して、刃物台に付けたジグの平行度と芯
出し溶接の正確さには驚きます。
左右はどうにでもなるけど上下は敷板位しか調整できない・・・。
チョチョイとやったように、さらっと書かれているけど、ほんとは凄い事だ
僕なら削り出すまでのセッティングに丸1日掛かるかもしれない。

投稿: 少年C | 2009年5月28日 (木) 21時14分

 上からバーテープ巻くから許してください(笑)。だって面倒くさいんだもん。
 芯出しは大したことは無いんです。刃物台に固定した状態で治具側をボーリングし、半割れの上側だけを外してハンドルをクランプすれば自動的に芯が出ますから。

投稿: みつやす | 2009年5月28日 (木) 22時04分

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