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2008年9月21日 (日)

外から見た玄海100kウルトラマラソン

 昨日はくたびれていたので、帰ってきてから片付けもせずにそのまま寝てしまった。この文章は翌日の朝に書いている。そのくらい私にとって初めてのウルトラマラソンのエイドは新鮮でくたびれる(笑)ものだった。

 選手の時と同じ03:00に起床し、直ぐに家を出て沼口のローソンで朝食。お腹が落ち着いたところで見坂峠を越えてスタート地点へ。今年は3時スタート組とは本木のあたりですれ違った。急ぐ必要は無いので車を止めて最終ランナーまで声援を送った。
 スタートの受付では「ゼッケンを忘れたとばってん、どげしょうか?」とお約束の挨拶をし、知り合いの選手やスタッフと話をしていたら直ぐにスタートになった。
 スタート後はゴール地点まで車で移動して飲み物などの積み込み。一緒にエイドをするトミーさんと車に乗り込んで、コースを辿りながら最初のエイド地点の40kmを目指した。
 先頭の数名は凄く速い。小雨が降っていて走りやすいコンディションも有るだろうけど、萩往還の各距離の覇者が来ているらしいので凄いレースに成りそうな予感。
 40km地点でテントを立てて設営完了。雨が激しくなってきた。しばらく待ったら3時組がポツポツと到着し始めた。自分が走っていないので状況が解らなかったけど、皆が口々に「走りやすい」と言う。そして固形の食物がどんどん無くなる。自分が走っていないので解らなかったけど、この雨は"辛い雨"では無くて"恵の雨"だった様だ。
 08:25くらいに5時スタートの先頭が通過した。40kmを3時間25分。先は長いので何とも言えないけれど、この人は萩往還を27時間50分で走った記録を持っている。暑くなる可能性は低いので、潰れる事はなくこのまま行くだろうと思った。恐ろしいタイムが出そう。
 5時スタートを全員やり過ごし、不足してきた固形物とコーラを買い出しに宮田のルミエールへ。自分たちの弁当も一緒に買い、羅漢橋からのコースを辿りながら次のサポート支点の90kmへ。

 90km地点は釣川河口の皐月橋。ここは東屋があるのでテントは要らない。晴れてはいないけど雨も上がった。後半は気持ちよく走れている事と思う。弁当を急いで食べてエイドを設営。
 興味の大半は先頭のタイム。トラブルが無ければ9時間を切るだろうと思って待っていたら、先頭の日浦さんが通過した。口では「脚がもう駄目」等と言っていたけれど、走りはあくまでも軽くて軽快。計算してみたら8時間45分位でゴールと出た。
 かなり間が開いて2位と3位が通過。この二人も9時間20-30くらいでゴールしそうな計算に成る。その後もかなり時間が開いてポツポツと選手が来だした。
 この頃に成ると一瞬だけ晴れ間が見えて来たりもした。面白いもので晴れてくると飲み物がメインに成って固形物が売れない。梨などは出て行く。飲み物の種類も、速い選手はスポーツドリンクとか水を好むけど、遅い選手はコーラを好むという傾向も解った。
 85km地点の関門を通過した選手までサポートして、ゴールに向かった。途中で95km地点を少し手伝ったりしていたら帰りは19時を過ぎた。慌てて風呂に行って出てきたら宴会が始まる瞬間。
 これから先は例年と変わらず、変なオジサンや変なオバサン達と食っては話した。走っていないので胃腸が疲れて居らず、どんどん食べることが出来る。動いていないのにくたびれた感覚はあり、食べても良かろうと気持ちがユルユルに成っている。他所のテーブルに行ってまで食べ続けた。
 今日が誕生日の植村先生は、85kmの関門に引っかかりながらも"自己責任ルール"で走り続けてゴールし、大きなケーキを前にウルウル?していた。出発前に散々「リタイヤしたら誕生日のお祝いしてやらん」と脅した効果が有ったのか(笑)。
 宴会も終盤になって初参加の若者2名が帰ってきたり、22時過ぎに家族に付き添われたお父さんが帰ってきたり、ローカルなウルトラの大会らしい良さを満喫できた気がする。

 始めての玄海100kmのサポートは有意義な体験だった。簡単に文章化しづらい部分で得る物が沢山あった。メインの目的である皆生後に身体を酷使しすぎない件も実現できた。
 エイド自体は何も解らずに不安だったけど、経験の豊富なトミーさんにリードして貰ってスムーズに出来たと思う。至らない点とか不愉快な言動とか有ったら御免なさい。選手の皆様達。
 何人もの人から「今年走ったら10時間を切れたね」的な事を言われたけど、走るモードでは無かったのでそう言う部分はあまり考えなかった。今年のリセットによってもう一回り強く成り、次のシーズンの走力をきちんと向上させる事が大事だろう。
 それにしてもトップの日浦さんは凄すぎた。最終的なタイムは最後に少し落ちて8時間54?分程度だったらしいけど、102kmほど有るあのコースで、トータル5分15秒を維持する力は普通じゃ無い。ワンジルほど遠い存在とは思わないけれど(笑)、去年まで実業団で走っていた選手くらいの遠さを感じる。どんなシチュエーションで走っても、1時間以上の差を付けられると思う。
 2位、3位の選手は手が届くかもしれない存在に見えた。きちんとトレーニングを続ければ、彼らとは「レース」が出来るように成るかもしれない。ボチボチ頑張ろう。

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コメント

はじめまして。
エイド、ありがとございました。
来年は優勝目指してください。

投稿: とっきゅう | 2008年9月22日 (月) 22時55分

 2位おめでとうございます。"とっきゅう"さんこそ来年は優勝を目指してください。
 悩まれたのは砂浜入口の川(笑)ですね。あそこはタイミングによっては凄く深くて広いです。
 私も真面目にトレーニングして力を付け、いつかご一緒できるレースが有れば必死で付いて行きたいです。今後ともよろしくお願いします。

投稿: みつやす | 2008年9月22日 (月) 23時28分

お疲れ様でした。
オッさん2人のエイドではカラーが無く女性も配置したかったんですがm(__)m

ホント疲れたでしょう。申し訳ありませんでした。

最多の参加者で、どうなるかと思いましたが無事に終了できホッとしてます。
これもボランティアの皆さんの力だと思ってます。
ホントに有難う御座いました。

投稿: 走るウルトラ飲兵衛 | 2008年9月24日 (水) 15時44分

 慣れない仕事で疲れましたが、スタッフの方達は前日からですから頭が下がります。
 ジャジャ馬じゃない(笑)女性と組ませて貰えるなら、来年もエイドやりますよ。

投稿: みつやす | 2008年9月24日 (水) 19時36分

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