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2008年7月31日 (木)

皆生のポジション

0731 ジャイ子さんの要望にお応えして?、2008年の皆生ポジションの記録を残しておきます。
 この仕様に至る過程で、私は平地35km/hを目標に考えていました。自分がロングのバイクセクションで安定して出せる出力は精々150-160W程度でしょう。
 この出力で皆生のコースを5時間で走るには、登りは取りあえず置いといて(笑)、無風の平地を安定して35km/hで巡航できないと話しに成らないわけです。
 ポジションにも依りますが、35km/h程度で走っているとき全損失に占める空気抵抗の割合は70-80%は有ります。「遅いヤツが空力を考えても無駄」と言う様な意見も散見しますが、私は弱い選手の平地速度向上には空力しか無いと信じているので、今も昔も空力の事を考えて居ます。

 取りあえずクランク長は152.5mmです。この長さにした一番の要因は、100km以上を乗った時に165-170mmでは太腿を持ち上げる行為がキツく感じるからです。
 もう一つは標準的なクランク長では上死点付近で脚を曲げることが精一杯で、1時-2時の位置でほとんどトルクを発生させる事が出来ていないのに気がついたからでした。
 上体を立てたポジションなら165mmでも何とか成るのですが、空力を考えて上体を寝かせていくと、165mmでも太腿がお腹につかえる感触が増加してきます。
 かといって短いクランクでは同じペダル踏力に対してクランク軸トルクは減少してしまいます。ただでさえ出力が低いのにトルクが減少しては死活問題です。
 その辺の妥協点が今の152.5mmという訳です。今後、柔軟性や筋肉の付き具合が変わってきた場合、違うクランク長が快適だと感じる可能性は十分あります。

 ハンドルは以前にも書いたけど、下向きの変なステムをつけて無理矢理下げています。これでも少し高い感じがしていて、あと10mmくらい下げて見たいなと感じている所です。
 そう言った意味では私程度の身長の選手には、26インチがバランスが取れていると思います。皆生の開会式で触ったシーポの26インチのSサイズは確かに良い感じでした。
 ブルホーンのにぎり部分はもう少し前に出て欲しい所です。これは先が曲がったブルホーンの先端を切ったためにこういった寸法になっているわけで、先が曲がってないブルホーンが見つかれば変更したい部分です。今のままでは登りで力が入りにくいです。
 肘置きはもう少し手前に引きたいのですが、これ以上短いステムが無いのでハンドル自体が手前に来ません。また、立ち漕ぎの時に腿に肘置きが干渉する確率も高くなるので、移動するとしてもあと10mm程度かもしれません。

 サドルの位置はBBに対して30mmだけ出ています。前乗りを意識してセッティングしていったわけではなく、漕いで力が入りやすい尻の位置を探ってみた結果であったり、クランクに対する幾何学的なポジションを維持したまま、空力性能を向上させるためにBBを中心に全体を前転させて行った結果です。
 このサドル位置ではUCIの規定に素直には通りません。しかし小さな選手は例外として認めるという文章が有る事から、小さな選手は大きな選手よりもサドルが前気味に成るで有ろう事を想像することが出来ます。
 あとは、ボトルの位置をフレーム間から尻の後流の中に持ってきた事、シートピラー後ろにレースナンバー貼付用として整流板を付けたこと、パンク修理道具と補給食を姑息な(笑)改造でフレーム間に詰め込んだ事くらいです。
 何れも最新のTTフレームには及びませんが、普通のロードフレームよりは空力性能が向上して居るのでは無いかと感じています。

 2年くらいかけてこんな感じのポジションに移行してきました。空力や機材的な考え方だけで言えば、2年前に一気にこのポジションにすることも可能でした。しかしそれでは身体が付いていかず、2年前の私はこのポジションで今の出力を維持することが出来ませんでした。
 空力を考えた機材や空力的なポジションを準備していき、肉体的にはそのポジションでもアップライトなポジションと同等な出力を維持できるような練習をしたことに成ります。短時間出力はヒルクライムのデータから計算するとほとんど増えていません。
 肉体的には前を向き続ける事も意外と困難です。初めは首の後ろの筋肉が疲れてしまい、頻繁に下を向いてしまう傾向が有りました。
 どこかのオッサンが先に買ってしまったので手を出しにくいのですが(笑)、顔の向きを維持できない様では、私が考える最もコストパフォーマンスが高い空力機材であるエアロヘルを効果的に使うことが出来ません。
 何時の日かエアロヘルを被る事が頭の片隅に有るので、普通のヘルメットであっても前を向き続けて乗るように心掛けては居ます。
 それほど出力の大きくない選手の場合、基本的な部分は大柄な選手、強い選手と同じだとは思いますが、ディテールの部分では全く違うアプローチが必要な場合も有るのではないでしょうか。
 ゼロ戦とヘルキャットの設計思想や外観が全く違うように、150Wの原動機しか有していない選手は150Wに適した機材や手法を考える必要が有ると感じています。
 まあ本当のところは解らないのですが、信じて継続する者にだけ変化が現れるわけです。いつもの様に最後は全然理系的じゃ無くて宗教的です(笑)。

 こんな感じで今のポジションと今の出力に至っています。次は登りが遅いことを何とかしたいと考えているので、それの一番の対策として出力向上が今後の課題です。今の身体で175Wくらいが安定して出せるように成れば、計算上は今年の登りで抜かれた連中に全て勝てる事になります。
 と言うことで、ジャイ子さんが来年エアロポジションで平地速度の向上を図って来たとしても、登りが強くなった私はさらに引き離して先に行くわけですわ。ハッハッハ。

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 体調を確かめる感じで軽くジョグ。トヨタグランドに行って歩いてみたり流してみたり。実業団は合宿中なので、色々やっても恥ずかしくないのが良い(^^)。

ラン 7km

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コメント

私のポジションとは全然違う。ただ,おじさんと同じポジションが自分に合うかはわかりませんが,そういうアプローチが必要なんだろうなあ。でも,オフにバイク乗らずに走ってばかりいるからまず練習せんといけんですよねえ。で,152のクランクってどこに存在するんですか?
あと,交換条件のトレメニューはどこに送ればいいでしょうか。

投稿: ジャイ子 | 2008年7月31日 (木) 23時20分

 逆の見方をすれば、オフに適当にしか走ってない私は3時間が切れないわけで・・・(笑)。
 152mmのクランクは自作です。この辺見てください。加工元が有れば加工しますよ。ただ、身長の低い人が皆そう言う傾向が有るとは限らないので、身体に接する部品の選定は難しいですねぇ。http://www.soaring.co.jp/rwstuff/061224.htm

 送付先は私の個人アドレスにお願いします。tsunetaka@soaring.co.jp

投稿: みつやす | 2008年8月 1日 (金) 09時19分

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