2023年9月23日 (土)

Diversity

09231_20230925074501 今日と明日は久住滑空場で九大のグライダーの整備。
 久住滑空場への道は、この知って居る人しか解らない鄙びた看板を右折。

09232_20230925074601  離合できない運試しの道を2-3km走ると格納庫に到着する。



09233_20230925074501  九大の機体だけど熊大、福大、文理大の学生が来ていた。手伝いなのか勉強なのか解らないけど航空部の活動は大学を跨いで色々な事を一緒にやるのが面白い。流行の言葉で言えば「ダイバーシティー」か。
09234_20230925074601  社会に出たら経験する「使えるヤツと使えんヤツは学歴イコールじゃ無い」事や「自分と違うタイプの人間が居る」事を、受験が終わって直ぐの体で体感出来るのは数少ない良い事の一つかもしれん。
09238 基本作業は学生さんがやってくれているので、私は主翼をディスクグラインダ!で削って、


 塗装した。09239




09237_20230925074501 学生さんは残った塗料で部車の塗装をしたりして、まあ良い感じで作業が進んだ。



09235_20230925074501 変なオッサンが来て、脱落しかけたアンダーカバーの修理をし始めたり、



09236_20230925074501 自転車の集団が来たり、




092310 色々有ったけど夕方には全ての作業が終わって撤収と成った。最近の学生さんはしっかりして居る。

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2023年9月21日 (木)

Has India changed you?

 「インドに行くと人生が変わる」と言われたりする。そういう人も居るかも知れない。少なくともハワイに行くよりはインスパイアされる可能性が高そうだ。でも私は大して変わらなかった。
 理由の一つに同じような環境で暮らした経験が有るからでは無いかと思う。私が行ったのはインド最貧州と言われるビハール州で日本に例えるなら巨大化した筑豊みたいなモン?。そして私はその筑豊で育った。
 私が子供の頃は既に少数になって居たけど農耕用の牛が居て、未舗装の道には牛のウンコが落ちて居る事が有った。上下水道は今でも無いし客用の部屋に去年初めてエアコンを付けた様な環境で暮らして居る。

 そんな私でも唯一変化したことがあった、それは英語に対する考え方。今まで私は日本人の平均的な英語学習者的な立ち位置で勉強していたと思う。でもインドから帰ってからその立ち位置がインドの子供的なポジションに変わった。
 オンライン英会話でも初めてみるかと思って検索すると、「フィリピン人講師は訛っている」とか「インド英語は全く別物」とか出てくる。アメリカ英語至上主義的な立場から見ればそれは正しいと思うけど、インド人はインド英語を普通に使って居る。
 彼らはBBCニュースを見て、ハリウッド映画を見て、インド英語で勉強して、世界を相手にビジネスをして、出来るヤツは世界のトップまで上り詰める。そんな事はインドに行く前から頭では解って居たけど、私でも解るくらい訛ったヤツらが普通に英語を使う様を目の当たりにして自然と心が動いた。
 私はネイティブアメリカンに成りたい訳では無い。英語の資料を読んで、英語のメールを書いて、日本語に翻訳されて無い英語のニュースや映画を見て、日本語以外の話者と意思疎通をしたいだけだ。この全ての事をインド訛りのヤツらは出来て居る。流暢なアメリカ英語無しで。
 そう考えると私のやるべき事は見えて来る。「R」と「L」の違いに時間を費やす必要は無い。「ああ、酷い日本訛りだな」と思われても良い、「訛り」だと思われると言うことは、既に相手は「訛ってない」単語と文章を思い浮かべてくれて居るのだからそれで十分。
 今後は時間をかけて発音を磨き上げる必要は無くて、まずやるべき事は文章の多様性と内容の充実だろう。聞きたい内容だったりコイツともう少し話したいと思えば、相手は興味を持って聞いてくれる。

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2023年9月20日 (水)

This color is slightly yellower than the color of the vehicle body.

09201_20230920212401 週末に九大のASK21をタッチアップする事に成ったので、その機材の確認を兼ねて先日調色したグランプリホワイトを白骨号に塗ってみた。
 既に書いた様にロックペイントの配合だけど使って塗る塗料はカンペ。調色した量も200gで使った秤も0.1gのヤツ。だから本来のグランプリホワイトがこの色である保障はどこにも無い。
09202_20230920212401  ここはドアの縁に少し錆が出ていた所。さび止めにローバルを塗った上に吹いてみた。
 向かって右の50mmx150mmくらいの範囲が今回塗装した部分で左は苔が生えて緑っぽい。


09203_20230920212401  ここは亜鉛メッキの上から全ての塗料がパリッと剥がれて居たところ。今までにソフト99のスプレーとかでグチャグチャの補修がしてある。
 それでも剥がれて行ったので無視して、上からホームセンターの油性ペイントを塗っていた所。150mmx150mmくらいの範囲。
09204  こちらも亜鉛メッキの上からパリッと剥がれたところ。範囲は100mmx150mmくらい。
 いずれも元の色に比べて黄色っぽい気がするけど、元の色がカサカサになって白くくすんでいる。だから単純な比較は難しい。
 それに38年も経った車なので、何回かの事故や補修はされているはず。基本的に全塗装はされていない感じだけど、今回のテスト部分が再塗装されていない保障は無い。

 よくわからんのでこのままで行こうかな?と言う気分。今よりも少し黄色っぽい。街中で見た記憶と比較するなら、ハイエースの白よりは白くてホンダのチャンピオンシップホワイトと同じくらいの黄色さという感じ。
 そしてもっと大きな問題はガラスを外すかどうか、それ以前に屋根を作るかどうか。問題山積だけど今年は塗ると宣言したのだからグダグダに成っても塗るしか無い。

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2023年9月19日 (火)

Sophisticated construction

09191_20230919210701 昨日の溶接機、入力ケーブルが1.5mくらいで短かったので、その辺に落ちて居たケーブルを継ぎ足して3mくらいにした。これで設置場所が自由になった。
 その際に中を確認して見たら洗練されていて美しい配置に驚いた。昔の中国製の中を見たら私が自作した様な中身で、人海戦術で無理矢理組立てるから安いんだろう・・・的な雰囲気を感じる事があった。でもこれは全然違う。電気的な中身は解らんけど配置は洗練されている、ちゃんとした製品に見える。
 私が子供の頃のアメリカ人は日本製品を見てこんな気持ちになって居たのかも知れない。そして今、日本人の私は中国製の中身を見て驚いて居る。
 熊本に台湾メーカのIC工場ができるとポジティブな雰囲気でニュースが言う。台湾人にとって安い労働力と言う意味じゃ無いのか?。以前にも書いたけど日本人がナイキのジャージを縫う未来が直ぐそこに来ている気がする。それでもYouTubeでは「ベトナム人が縫ったパンツは破れたけど日本製は破れません!世界が絶賛!ニッポン凄い!!」と言い続けているんだろうなあ。
09192_20230919210701 内部を撮ったつもりだけど右下に自分の足が映っていた。サンダル履きだ。これで白骨号の整備をしたり溶接機の試験をしたりしている。パキスタントラックと変わらんな(笑)。違いはTシャツを着ているかクルタパジャマを着ているか。

09193_20230919210701  パワー基盤の裏面。平滑コンデンサが4個だけ、ブリッジのパワー素子が4個だけに見える。理屈上は行けるはず。。。
 過去の経験から無理をしている100V仕様は選ばずに200V仕様を選んだ。だから少しは安全率が高いはずと信じて居る。
 もう大国なんだから壊れるんじゃ無いぞ、信じて居るぞ中国人の技術者よ。

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2023年9月18日 (月)

MIG? MAG?

09181_20230919203201 白骨号の全塗装に向けて新しい機材が来た。安物の半自動溶接機。
 この手のはMIGとかMAGとか色々呼ばれて居るけど、この機種は機能としては全部対応して居る。でも今はフラックス入りのワイヤを使ったノンガス方式になって居る。アルゴンは有るので後でMIGも試して見ようと思う。
 一時期は業者に頼もうかな?と思って居た時期もあって調べてみたら当然ながら高かった。ポルシェをちゃんとした所で塗ったら250万くらい?と聞いたし、100万以下で上手な名古屋の店は社長がハングで死んでしまったし、最終的に自分で塗るか・・・と、何時もの状態に落ち着いた訳。
 自分でやれば現時点で塗料代と溶接機で金額的には7万ちょっと。私は既に持って居るので不要だけど、これに安物コンプレッサとガンを追加しても総額で10万くらいで収まりそう。
 当然の事ながら溶接とか塗装は技術が99%の世界なので、素人が機材をそろえても上手く行かないのは当然。でも作業自体を楽しむと思えば、10万以上の楽しみをと苦しみ(笑)を得られる。
09182_20230919203201  早速1.0mmか0.8mmのSPCCを溶接してみた。うーんと言う感じだけど練習すれば何とか成りそうな気もする。
 TIGじゃ無いから汚くても良かろうと思っていたけど、あまりに汚いと最初のスパークが出ずに線がウニューンと出る事が解った。次は綺麗に磨いた板で試してみよう。
09183_20230919203201  裏面はこんな感じ。最初に手棒で溶接したよりは劇的に良い。TIGだと最初からもっと綺麗に出来たけど、TIGで全部溶接出来る訳じゃ無いし半自動の方が手軽なので習得しておきたい。
 最低限やるのは右フェンダー。ここは過去に事故をして居る様で鈑金してある。でも裏面というかタイヤハウスの中が塗ってなかったか手抜きだった様で裏面から錆て今は穴が開いて居る。ここに鉄板のパッチを当てたい訳。まずはその作業にこれを使う。
 上手くいくかなあ。。。まあ上手く行くまで練習するしか無いな。それに失敗しても自分の車だ。

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2023年9月17日 (日)

Grand Prix White

09171_20230918102101 白骨号を買ったときから「全塗装する!」「今年こそは塗る」と言い続けて10年が過ぎた。人生ってこんな感じで過ぎていくんだろう(笑)。
 そろそろ人生の終わりが見えて来たので、今年は自分を脅迫する為に塗料を買った。そしてそれを公開する。
 安くて使用経験の有るカンペのレタンPG80。アルファの時に少し足りない感じだったので、今回は一斗缶で購入。中途半端な量ならこっちの方が安い。
09172_20230918102101  調色も頼むと高いので自分でやってみる。ロックペイントが配合を公開していたので似た色をレタンPG80に勝手に置き換えて小分けを買い、さらに調色用に白で1/10に薄めた。


09173_20230918102101  私は自分の目を信じない。ロックのデータと勝手に置き換えたカンペの原色を測定した方を信頼する。
 量が少ないと不正確になるけど、取りあえずは試験用として908グランプリホワイトを200gを作成してみた。
 あらかじめ1/10を作って居るので、この手の0.1gの秤でもそれなりに調色出来て居る様な気がする。



09174_20230918102101 テストピースを比べてみるけど、今の状態が悪すぎるので良く解らん。 





09175_20230918102101  そもそも場所によって色が違う。もうどうでも良いじゃ無いか、と言う気分。どんな色でどんな塗り方をしても今よりは良くなる。そう考えると最底辺は気楽だ。

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2023年9月16日 (土)

Lost button

09161_20230918101201 昨日のデフロスタ調整レバーに続いて今日は内気循環とかデフロストモードのオンオフを切り替えるプッシュボタンの再生。
 ここも良く壊れるみたいで今までにも何度かインチキ修理をして来た。でも完全に無くなってしまったヤツは出来て無かった。それに対応しようという話。
09162_20230918101201  それっぽいのが出来たので装着してみる。






09163_20230918101201  ボタンが引っ込んだオンの状態。表面状態を除けば悪くは無い。





09164_20230918101201  接続分の詳細。今回は相手側が壊れて居なかったので純正ボタンと全く同じ構造で行けたけど、相手の突起も壊れて居たり変形して居たりしたら接着とか部品追加とかして、何時ものインチキ作業が必要になって来る。


09165_20230918101201  インチキ部品とは言ってもかなりの試行錯誤が必要になって来る。その理由の大半は材質と製作方法が違う事。
 だから正しく測定出来たとしても、そのデータをそのまま3Dプリンタで印刷する事は出来ない。もし出来ても実用に成らない。3Dプリンタ用の修正というかデフォルメというか、そういう作業の割合が高い。何でも出来そうなイメージが有るけど、実際は結構難しいというかノウハウの塊だと感じる。
 でも取りあえずできたからOKとしよう。

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2023年9月15日 (金)

Lost knob

09151_20230916114701 3Dプリンタで作った試作品。ポルシェ964と993乗りの人にしか解らない部品で、エアコンユニットのデフロスタと足元の空気量を調整するノブ。
 これがチャチな作りなので固定部がユルユルになったりして紛失して居るのが多い。何とか作れないかな?と思って作って見たのがこれ。
09152_20230916114701  樽形というか3次曲面で作るのが面倒なので2次曲面したのでイメージが少し違うのと、フィラメント式3Dプリンタ特有のシマシマが見えて格好の良いモンじゃ無い。
 だからお金を取って単体を売るには適さないけど。外れて居たり割れて居るノブを「本体修理のオマケで付けて置きました。」なら通用する気がする。
09153_20230916114701  構造はオリジナルと同じにしたので抜き差しができる。何回もやったら凸部が削れてスカスカになると思うけど。
 フィギアとか作る人はパテ埋めして削って塗装すれば綺麗に成ると思うけど、私はそういうのは得意じゃ無いのでこの辺でOKかな?。
 ただ今のままじゃ最大寸法の直線なので大きく見えてしまう。樽形の3次曲面にするまではやった方が良いかも知れない。でもそうするとシマシマの見え方でもっと変になるかも知れない。
 あとはモード変更のボタンが壊れて居るのが多いので、そっちの方もインチキ修理用部品を開発したいと思っている。

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2023年9月14日 (木)

What's going on?

09141_20230916112801 ポルシェ屋さんに納品に行ったら物はほったらかしで「このビデオを見ろ」と言われて「大人の基礎英語」を1話まるまる見させられた。
 部屋に帰ったらルームメイトが女を連れ込んでいたという修羅場を題材に「What's going on?」と言うフレーズを勉強する回。
 全ての回がアップして有るそうで、ここの社長は全部見たらしい。Banされないと言う事はNHKが噛んでいて、将来のネット視聴料徴収に向けた種まきのような気がした。
09142_20230916112801  ドゥルガーをチェックするちゃしろ君。同じようにネット経由で我が家のインド嫁もチェックしてくれたみたいでコメントをくれた。
 ドゥルガー自体は東インドとか田舎側で信仰されていたりして悪くないらしいけど、前に置いたガネーシャが釣り合わないらしい。ガネーシャはムンバイとか都会の人に人気の神様とか。
 追加で置くなら怪力の猿の神様ハヌマーンの方が良さそうだけど、ハヌマーンのカッコイイ像はなかなか見つからん。
09143_20230916112801  今までのDMEリレー試験機。こうやって見せるのが恥ずかしいくらいみすぼらしいコネクタだった。
 言い訳させて貰えば接点の接触自体はキチンとして居たのだけど、端子の位置とか兎に角見た目が悪い。

09144_20230916112801  平形の方だけだけど、今回3Dプリンタで作ったコネクタに交換したら一気に格好良くなったではないか。
 まあそれ以外の部分が汚いままだから、周辺部分も少しずつ改善していかないといけない。
 買う前はそこまで期待して無かったけど、3Dプリンタは以外と実用性があるなと感じる。

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2023年9月13日 (水)

It is vulnerable against loads.

09122_20230914112401 昨日の続きで「呼び水式」オルタネータの変わり種。今回入って来たナローポルシェ用がこのタイプだった。
 フィールドコイルに電流を供給する小さな3個のダイオードユニットが無くなって、代わりに1個のダイオードがブリッジユニットの先に追加されて居る。そして配置から解るように追加された1個のダイオードにバッテリへの大電流が流れる。
 逆の配置の方が良いような気がするけど、制御電圧に2個のダイオード電圧降下が入るのを嫌ったのか、理由は解らんけどこう言う構成。
09131_20230914121701  20年以上エンジンかけてないと言うナローポルシェ用オルタネータ。見た目はヤバそうだったけどコンミュテータも真円切削しただけで復活したので、前回のメンテからあまり走って無かったみたい。


09132_20230914121701  分解前に見て行くと首記のダイオードがおかしい。実際のオルタネータではブリッジダイオードが2組で12個有り、その先に付いて居る最終ダイオードが2個有って並列になって居る。その並列ユニットが双方向に中途半端な導通がある。

09133_20230914121701  分解して見ると2個のダイオードのうち1個は生きていたけど1個は完全にショートモードで死んで居た。交換しか無い。
 このタイプは過去にやった事があり、そのいずれもここのダイオードが死んで居た。回路と電流から考えても少し無理をさせすぎなんだろう。
09134_20230914121701  そんな考察から何時も放熱器の穴をボーリングして大型のダイオードに交換して要る。昨今の半導体不足と円安のダブルパンチなのか、以前に買っていた時の2倍!の値段でびっくり。安倍さんと円安推進論者の方々、ありがとう。

09135_20230914121701  こんな感じで出来上がり。言われなければダイオードが大型化されたのに気がつく人は居ないと思う。
 関係無いけど、この赤いところ全部がプラスだから装着時は注意しましょう。

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«Let's learn about the charging system of German cars.