2025年1月15日 (水)

It was detailed and tough work.

01151_20250115211501  昨日の続きで356の燃料計。内部の直交した巻線のつなぎ替えは成功した。これでタンク内センダの動きと針の振れ方向が一致した。
 次は動作点を合わせ込まないといけない。そもそも動作方向すら逆なのでゲインなどが合っている訳が無い。だからそれぞれのコイルに別の電源装置から電流を流し、相互の電流値と針の位置を確認し、次に抵抗を組み合わせてその状態を作り上げる必要が有る。
 終わってから文章で書けば簡単だけど、着手から2日がかりの細かい作業で目と神経が疲れた。
01152_20250115211501 センダを立てて居るので中のフロートは重力で下限。使用時だとタンクが空の状態になる。
 ちゃんと空の表示になっている。



01153_20250115211501  センダを倒立させたのでフロートは上限。使用時だとタンクの一杯までガソリンが満ちている状態。
 こちらも4/4の表示になっている。



01154_20250115211501  最後はセンダを横向きにしてフロートを真ん中辺りに移動させた状態。ここでも2/4辺りに表示が来て居るので大体OKだ。
 大体と書いたのはピッタリなんか出来る訳が無いから。元々の特性が違う組合わせなので、両端のフルの位置と真ん中辺りが合っていれば良かろうと思うし、これ以上ヤレと言われてもちょっと無理。
 あとは燃料タンク自体が変な格好をして居るので、この手のリニアなセンダのフロート位置に対してリニアな表示が正しいとは限らない問題も有る。
 まあ、失敗する可能性もある作業だったけど、失敗せずに70点くらいで出来上がったのでヨシとしよう。

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2025年1月14日 (火)

It is a detailed and arduous task.

01141_20250114215601  昨日のDCダイナモと同じ車両?の燃料計。単体をそれぞれ簡単にチェックした感じだと異常は無さそうだったので、スムーズに進むと思っていたら大間違いだった。



01142_20250114215601  内部の作業に成ったのでまずは分解。この部分に必要なSSTは過去に作って居たので機械的な作業はスムーズ。
 ただ問題は電気的な関係性で、検出部と表示部が違う車種の部品みたいで動作が逆だった。具体的には燃料がフルの時に表示はエンプティーで、タンクが空の時にフル表示になる方向。更にスケールも違って入る。
01143_20250114215601  単体で見て行くと表示部は6V用を12V用に改造した物だった。そのこと自体は何も問題は無い。問題は表示が逆の部分だ。
 これは直交した2個のコイルに流れる電流の比率に依って内部の磁場の角度が決まる。それに応じて針が振れると言う方式。

01144_20250114215601  プラマイを逆に繋げば良いんじゃね?的な簡単な話じゃ無くて、コイルに流れる電流に依る影響力を逆にしないといけない。
 理屈的には内部のコイルの接続を弄れば出来るのだけど、製品になっているのでアースは筐体に内部で繋がって居るし、2個のコイルの中点も内部で繋がって居て1本しか外に出て来て居ない。
 具体的な作業としては、ムーブメントをコソーッと分解して髪の毛程度のコイルの接続を変更して再組立し、それからようやく違う車種様のセンダーと特性が合うように抵抗値なんかを調整する事に成る。
 356の様に部品の値段がとんでもない車種じゃ無いとやる意味が無いと言うか、やっとれん作業だ。さらに失敗するかも知れんのでリスクもあるのが作業者的には気乗りしない部分でも有る。

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2025年1月13日 (月)

This rotor is not designed for 12V.

01131_20250114211701  ポルシェ356用のDCダイナモ。基本的には空冷VW用の90mmタイプと呼ばれて居る物と同じ。
 ちょっと変な感じがするのは外周部には純正的な切削筋が有るのに、打刻された文字や矢印が殆ど読み取れ無い事。端子部の「D+」とか「F」も消えて居るので、もしかしたら再生時に切削してあるんだろうか?。
01134_20250114211701  レギュレータは機械式と半導体式の過渡期に一瞬だけ登場した制御基板付きの機械式。
 付属の基板は接点の「切れ」が良くなる様な制御をして居る感じ。



01132_20250114211701  内部は綺麗。明らかにフィールドコイルは巻替えて有る。抵抗値から想像すると12V用のフィールドコイル。




01133_20250114211701  使用頻度が低いのにコンミュテータの偏芯が割と大きかった。最初に圧入した後で切削して居ない感じ。
 ショートとか開放とかの問題は無く良好な状態と思える。ベアリングの挿入部にタガネで付けた様な跡が有る。軸端も巻き線部ほど綺麗じゃ無いのでこちらも再生品お様な感じがする。
01135_20250114211701  両方とも出来上がったので総合試験。でも結果がイマイチだ。そこでレギュレータ無しで最大発電状態に接続して試験したけど変わらずで発電が悪い。



01136_20250114211701  具体的には、1900rpm回してようやく7V弱。





01137  2500rpm回して12Vしか出ない。これは6V用を制御無しでブン回した時のデータよりも立ち上がりが悪い。
 内部は比較的綺麗な状態で有ることや、フィールドコイルの抵抗値は12V用に近い事。ロータの巻線に異常は無いこと。等を総合的に判断すると、フィールドコイルだけを12V用に交換してロータは6V用のままなんじゃ無いか?と言う気がする。うちで試しにやった時のデータに近い。
 もしロータの巻き替えが出来れば「12V用に巻替えましょう」と言えるけど、このタイプはまだ作業した事が無い。それとVW用などで12V用の市販品も有るので、市販品が有るなら手作業で巻替える方が高く付くのは明らか。
 と言う事で、この件はここまでかな。

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2025年1月12日 (日)

Chamfering is difficult.

01121_20250112194901  ちょっと作りたい物があって、それの駆動用として歯付ベルトのプーリを追加工した。具体的な作業は15mmくらいの穴だったヤツを40mmまで広げる加工。
 うちの旋盤では簡単に掴めないサイズなので、フライスの円弧補完でグリグリ広げてみた。
 刃物径補正もまともに使える様になったので、若干小さめに出来た穴も刃物径を小さく補正する事で目標値まで追い込む事が出来た。
 ただ、前回も書いた様に機械剛性なのか摺動部の摩擦なのか解らんけど0.04mmほど楕円になってしまう。今回はギヤじゃ無くてベルトだから0.04mmは見て見ぬ振りをしてボーリングはしない。
 切削面も良い感じだったので意気揚々と面取りをしたらこれだ。。。Fusion360上では0.5mmで処理した積もりなのに、どう見ても1.5mm以上はありそうな面取りに成ってしまった。なんか難しいな、何処かに見落としか間違いがあるのだろう。
01122_20250112194901  上手く行ったら裏返して芯出しして裏面もC0.5で行くつもりだったけど、モチベーションが下がったので裏面はノガの面取りバーで手動にした。
 今からどこが間違って居たか調べないといけない。

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2025年1月11日 (土)

Real biryani?

01111_20250112193701  前回の反省から、今回はもう少し真面目にビリヤニ作り。
 まずは鶏肉をヨーグルトとかスパイスにしばらくつけ込む。



01112_20250112193701  タマネギは有ったけど、あとはミニトマトが2個としおれたほうれん草しか無かった。取りあえずそれらを全部放り込んでマサラとか入れて炒め煮。



01113_20250112193701  今回はバスマティーライスのゆで時間を短めで5分強。ゆであがったらザルで湯を切って炒めた具の上に載せ、上に蓋を置いてしばらく蒸らした。



01114_20250112193701  適当に混ぜたらできあがり。






01115_20250112193701  ヨーグルトに塩を入れて似非ライタを作って見たけどイマイチだった。本物はどうやって作るんだろう。
 前回よりは相当良い。ただ今回はゆで時間が短すぎた。若しくは水に浸けて置く時間がゼロだったのが悪かったかも知れない。米がアルデンテ過ぎた。でも茹ですぎのベチャベチャよりはずっと良い。

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2025年1月 8日 (水)

Comprehensive Testing

01081_20250112165201  昨日と一昨日に書いてきたオルタネータとレギュレータの総合試験。
 700rpmだと7Vしか発電してないのでチャージランプが点灯している。この時のフィールドコイル電流は1.9Aくらい。
 クランク軸との回転数比が1.5とすればクランク軸で470rpm辺りの話。
01082_20250112165201  次に回転を1500rpmまで上げると発電量が増えてチャージランプが消える。この時の発電電圧は14.8Vくらいで、ほぼサチレートしたバッテリ電圧は14.5Vくらい。このタイプは最終ダイオード手前の電圧で制御して居るので制御的には14.7Vで制御して、結果的にバッテリ電圧が14.5Vくらいになっている感じ。バッテリ電圧を見てないので、充電電流に依って電圧は多少変動する。
 この時のフィールドコイル電流は1.6Aくらいまで減少して居る。これはすでに過充電に成る程発電しようとして居るので、レギュレータがフィールドコイル電流を制御して減らして居る事を意味する。
 今回の写真には無いけど、更に回転数を上げるとフィールドコイル電流は減少する。
 時々勘違いしている人が居るけど、良いレギュレータを付けても100%の状態にしか持ってこれない。レギュレータの仕事は発電量を抑制する側だけなので、発電量を増加させる事は出来ない。

 今回の作業にはオマケが有って、この車両はエンジンの吹けが悪かったらしい。メカの人に「レギュレータを治しても吹けは変わらんでしょう」とか偉そうに話して居たけど、発電系が治ったらエンジンも調子良くなったらしい。
 可能性としては過電圧によってスピードリレーだったか状態に応じて燃料ポンプを制御する機構があるけど、あの辺りが異常動作をして居たのかもしれない。
 あとはCDIが誤動作の可能性も有るけど、あっちは割とシンプルな構成なので可能性は低いかな?。どっちにしても「充電を治したらエンジンの調子が可笑しくなった」と言われるよりは良い(笑)。

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2025年1月 7日 (火)

This transistor is not dissipating heat.

01071_20250112164101  たぶん原因のレギュレータ。オルタネータの配線的にはフィールドコイルのプラス側を制御するタイプだけど、そこの導通を見るとどんな印加電圧でもオンの状態。これなら過充電の症状と話が合う。
 この真ん中の端子はアースだけど赤が使って有る。普通は黒が多いしポルシェ限定でも茶色の筈、良く解らん。
01072_20250112164101  中はシンプルな電圧制御のレギュレータ。これはどうよ?と思ったのは、この基板Assyの廻りにゴムが充填されていて、只でさえ放熱が厳しいと思われる樹脂ケースの中間地点に浮いたように保持されて居た事。
 それじゃあ熱が逃げないと思うけど、今まで持ったんなら良いと言えば良いのか?。
01073_20250112164101  写真を撮り忘れたけど、直ぐに壊れたと言われるのは嫌なので底板全面のサイズのアルミ板にパワー素子を取り付けた。厚みも3倍くらいにしたので体積なら8倍くらいに成ったはず。さらにそれを樹脂ケースの上面に密着させたので、オリジナルよりは壊れにくい修理に成ったと思う。
 さて、どうなるか?。

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2025年1月 6日 (月)

Regulator not included

01061_20250112163201  レギュレータが別体式なので、たぶんナローの時代のオルタネータと社外品っぽい半導体式?レギュレータ。
 過充電で入ってきたのでオルタネータ側は大丈夫かな?と言う感じ。


01062_20250112163201  変なワッシャが使って有ったので外して見たら下の樹脂部品が割れて居た。
 補修できる範囲だったのでここは補修しておしまい。



01063_20250112163201  スリップリングもギリギリ真円切削して再利用できるサイズだったので、ギリギリの所まで切削して綺麗にした。




01064  このタイプは最近のタイプとダイオードの構成が違って居て、破損していたら電流容量的にも作業的も交換が難しい。でも今回はその辺りが生きていて良かった。
 次はレギュレータ。

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2025年1月 5日 (日)

Limitations of Home Machinery

01051_20250112161301  小径穴のボーリングが定量的に出来る様に成った。今までは適当な丸棒に折れたエンドミルを突き刺したタイプを使って居たけど、これだと刃先の微調整が難しい。中古とは言えメモリ付きのボーリングヘッドは凄く楽。


01052_20250112161301  向かって左はCNCに依る円弧補完で開けた20mmの穴。
 エンドミルが突っ込んだ跡には触れない様に(笑)。



01053_20250112161301  向かって右は円弧補完の19mmをボーリングで20mmまで拡大した穴。





01054_20250112161301  三点マイクロで測定すると解りにくいのだけど、円弧補完だと機械の限界と思われる楕円に削れてしまう。
 それと今回は刃物径補正をして居ないので、円弧補完の方は20mmよりも小さな穴になってしまっている。これは中国製エンドミルが細いんじゃ無くて、卓上フライスの剛性が低い事から刃物が逃げているんだと思われる。
01055_20250112161301  縦、横、右上、右下の4方向で測定して見た。結果はボーリングの方はそれぞれ
20.002、20.001、20.001、20.000だったのに対して、円弧補完の方は
19.904、19.911、19.911、19.953と最大で0.049の楕円になっている事が解る。
 これをJISと見比べると、内径18~30のH9の公差範囲は0~0.052なので絶対値を上手に持って行けばギリギリ入るかも知れない程度。H8に成ると0~0.033なので無理となる。
 その前に円筒度がこれで良いのか?の問題は有るけど、まあこれが卓上型小型フライスを改造したCNCの限界の様な気がして居る。
 そういう意味で脱着をせずにボーリングに移行できる工具が必要に成ったと言うわけ。

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2025年1月 4日 (土)

Fake biryani

01041_20250105225101  子供達は昨日までに全員帰った。学童は今日かららしいので嫁さんは出勤。そこで昼飯にビリヤニを作ってみた。
 鶏肉もマトンというか山羊肉も無かったので、冷蔵庫にあった豚の薄切り肉とミニトマトとほうれん草とニンニクを使ってみた。スパイスだけはインド製のヤツが十分に有る。
01042_20250105225101  切るのはもちろんインドの屋台包丁。使う前に砥石でシャッシャッとしたら良く切れる。SUSじゃないので錆には注意だけど、工具用の合金だからか和包丁よりも錆びにくい。



01043_20250105225101  ビリヤニと言うよりもカレー的な具が出来たら茹でたバスマティーライスを上に載せてしばらく蒸らす。
 動画でよく見る赤とか青の液体は無いのでかけてない。パクチーみたいな葉っぱも無い。


01044_20250105225101  できあがり。
 想像以上に食える。ただライスを茹ですぎた感がある。もっとサラッと茹でて蒸し上がった状態で100%を目指す様にしないと、食べるときにベチャッと感が有る。
 あと、具と味がカレーっぽく成ってしまい、ビニヤニと言うよりもインド風ドライカレーが正確な料理名かもしれない。

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