Siglent SDS804X HD
新しいオシロが来た。うちはまともな電気電子の会社じゃ無いけど、使う時はほぼ毎日オシロを使って居るから無いと仕事に成らん。
ゆっくりと悩む時間は無かったけど、それなりに悩んで決めたのはSiglentの SDS804X HD と言う機種。前に少し書いたけどSiglentの任意波形発振機が壊れずに働き続けて居るので信頼感があった。そこで会社はここから選ぶ事にした。 そりゃテクトロとかアジレントの営業を呼びつける事が出来る環境なら別の選択肢もあるけど、うちは違うので中華の中でまともそうなヤツを選ぶしか無い。
チャンネルは4ch欲しい。帯域は一番低いヤツで良い。昨日も低いヤツで良いけど脆弱なヤツは困る。その程度の条件で選んだ。
別の普通っぽいシリーズと悩んだけど、こっちの方が新しくて気合いが入っているような気がしたのが決め手となった。
レクロイとかの大型の筐体をイメージしていたら、以前のヤツよりもかなり小さくてびっくり。老眼の私はメガネ無しだとギリギリ文字が読める位。
ch毎に操作つまみが無いのは気に入らんけど、今の時代はこのクラスだと見つける事が出来なかった。しばらく使って居たら慣れたのでまあ良いか・・・と言った感じ。 最初なので良く解らんけど感動したのはノイズの少なさ。左の波形は点火コイルのデータを取っているところ。
上からコレクタ電圧、コレクタ電流、放電部電圧、と成る。こんなバチバチ言っている環境下でこんな綺麗なデータが取れるとは驚きだ。古いオシロだと昨日の波形だったのだから雲泥の差がある。 あと、このオシロにUSBメモリーを挿しておけば画面コピーが保存されるのも使いやすい。ずーっと前に使って居たHPのブラウン管式デジタルはフロッピーに保存で便利に使って居たけどそれの現代版だ。
PCに繋いで便利な事が出来たり、単体でもかなりの機能が有るみたいだけど私は使わんと思う。ああ、あと重さはこっちの方が重い。今の時代に重いほど良いと言う判断基準は無いと思うけど、軽いよりはちゃんとしてそうな感じが有る。
直ぐ欲しかったので国内から買おうかと思ったけど、最安値のアマゾンでも税込み71,060円だったのでアリエクスプレスにした。こっちだと55,387円とかなり違う。税金を3,000円取られたけどそれでも1万円以上安い。それに元が中国製なんだから本国から買うのが自然な気もする。
到着後に起動したら中国語だった。クイックスタートガイドが入って居たけどそれも中国語。想像力を駆使してなんとか言語を切り替えた。この部分が一番苦労した所かも知れない。アマゾンで買ったら英語か日本語なんだろうか?。
最後の波形は閉磁路コイルの電流特性を見ている所。理屈通りに閉磁路コイルは効率は良いけど磁気飽和が速い。古い時代のドエルタイムが長目のECUには使いにくい特性かもしれない。
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