2023年3月20日 (月)

I will never burn her.

 インドで連想されたり検索候補に出てくるネガティブな言葉と言えば、下痢、カーストだけど結婚に関しては「ダウリー」と言うのが出てくる。私は息子がインド人と結婚するまで知らなかった。
 詳細は書籍やネット上にも沢山の資料があるので興味の有る人は読んで貰ったら良いけど、単純に言えば花嫁側から花婿側へ渡す持参金のこと。日本の結納金の反対のイメージ。
 日本の結納金の場合は私の時代も今も100万くらいみたいで、それによって家が傾くとか分割にした結納金が振り込まれ無くなったから花婿が焼き殺されると言うほどのモンでも無い。でもインドではそういう事件が起こる程度の額が動いて居るらしい。
 こう言うのは地域や家族の保守性によって違うと思うけど、彼女の家があるビハール州というのはインド最貧州と言われて居る場所で、そこに日本を超える人が住んでいる。日本で言えば私の住む筑豊地方を数百倍に拡大した感じか。
 だから地域的な傾向としてはそういうのが色濃く残って居てもおかしく無い地域。でも娘をデリーの大学に進学させて日本に留学までさせて居て、宗教の違う日本人との結婚も許している。そう考えるとかなりリベラルな家庭で有る事も想像出来る。

 息子によるとダウリーの話は出たらしい。でも固辞したので最終的には無しに成ったと言って居た。議論が10分で終わったのか6ヶ月かかったのか知らんけど、我が家にとって納得出来る結論が出て良かったと思う。
 ダウリーに関してはその結婚のバランスによって額が変動する。ネット上には各種の計算サイトまである位で(笑)、全体の傾向として花嫁の条件が悪いほどダウリーは高額になる。
 彼女は色は黒いけど高身長で美人と思うけど、インドでは兎に角フェアカラーが一番らしいし高身長はネガティブ評価の計算サイトも有った。年齢は一般的なインドの結婚年齢よりも高めでこれはネガティブ要因。それに対してうちの息子は日本企業に勤めているから専属運転手が居る様な待遇。。。
 彼女の両親とか親戚のオバチャンとか、アーダコーダと気の休まらない時間を過ごしたんでは無いかと思うと気の毒で成らない。でも私が行ったときにはそんな気配は微塵も無く、普通ににこやかに迎えてくれた。全てがクリヤに成った感じだ。

 そんな状況なので結婚式とか親戚の居るところで、他人の事で有っても「ダウリー」の話が出る訳が無かった。そして誰もそんな事は言わなかった。でもニューデリーに帰ってきた時に別の親戚のオヤジが来た。コイツがとんでもないオッサンだった。
 彼の奥さんと息子は結婚式に来ていたので彼らを迎えに来た訳だけど、このオヤジが「いちびり」でオヤジギャグを連発するような人。唯一自家用車を持って居るだけ有って頭の良さそうな会話をする成功人では有るけれど。。。
 そのオヤジが「俺の嫁さんは太っているから(肉をダウリーとしてもらったから)ダウリーは少なかったけど、お前の嫁さんは痩せているからダウリーを沢山貰わないといかんな」とかKYな事をサラッと言う訳だ。
 このオヤジの息子は日本語を勉強しているので私は新たな日本語を彼に教えてあげた。「反面教師」、彼はスマホで「hanmen-kyoshi」と検索していた。

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2023年3月19日 (日)

Diarrhea in India

 去年と今年は部落の会計。そして今日の夜が会計監査だったので帰ってから忙しかった。そしてやっと終わったのでホッとしている。あとは資料を纏めて総会用に仕上げたら2年の任期はお終い。そしてその監査用資料を作って居る間中下痢だった。
 インドというと下痢が付いてくるくらい?有名な話だけど、私はインド滞在中は便秘気味で下痢は無かった。それが最終日くらいから普通のウンコが出始め、国際線で2回ほど微量の下痢が出て、国内線でも1回微量の下痢が出て、ターミナルで中くらいの量の下痢が出て、帰って来てから普通の下痢になった。
 そして昨日1日は水便を5-6回くらいしたと思う。でも今朝になって出なくなり、午前中に水にまみれた少量の普通便が出て、昼飯後に少量の水便が出て、その後は今まで出て居ない。まあ最悪の時期は過ぎたと思われる。下痢が止まるまでがインド旅行だ。

03191_20230319210001  ウンコの次に食べ物の話で恐縮だけど、ウンコと食べ物は基本的に同じルーツだから毛嫌いするのも変だと思う。
 1枚目はインディゴエアーの軽食用サンドイッチ。全粒粉のようなザラついたパサパサのパンにチキン系の辛くない具が入っている。結構な量があるので日本人なら朝飯に十分。
03192_20230319210001  これは同じく軽食に貰えるクッキー。缶が可愛らしいのでお土産に持って帰った。
 初めて知ったエアラインだったけどインディゴエアーは都会的でCoolなエアラインだと感じた。


03194_20230319211001  これはANAの鬼滅の刃コップだけど、ファンじゃ無い私にとってゴチャゴチャしてカッコイイとは思えない。JALとANAだとANAを応援したいけど。
 対してインディゴのコップは写真を撮り忘れたけどシンプルなデザインで、その下に「The Hottest Drink on the Coolest Airline」と書いて有る。容器も昔の紙製カップ麺容器みたいで若干の保温性がある素材。断然こっちの方がCool。 

03193_20230319210001  何時までも赤い粉を仏教の祭壇に置いておくのは気の毒なので、新たにヒンズー教の祭壇を準備した。
 後ろの絵はシヴァとパールヴァティとガネーシャらしい。猿の神様とか手の多いお金が貯まりそうな神様も後で追加しようと思う。

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2023年3月17日 (金)

I am Nepalese.

03173_20230317232701 今回のインド行で6回くらいネパールか?と聞かれた。そして1回はブータンか?と言われ、最後のデリー空港に入る所でインド人から「なんちゃらdomesticなんちゃら?」とヒンディーで尋ねられた。
 パトナはカトマンズに近くて行き来があるらしい。小金持ちのネパール人がカメラを持って歩いている様に見えたのかもしれない。
 CAのオネエサンは私に日本語で話しかけて来たので、日本人が見れば日本人に見えて居る。でもインド人が見るとネパールと日本の見分けが付きにくいのかもしれない。
03174_20230317232601  仏壇にピンクの粉を置いてきた。これは既婚の女性が額から頭頂部にかけて着色するための粉で、結婚式で新婦が貰ったののお裾分け。
 家の仏壇じゃ無いけど祭壇か?、そこに飾る事になって居るらしいので持ち帰って飾っている。入国審査で捕まらなくて良かった(笑)。
 将来的には仏壇の横にヒンズー教の仏壇みたいなヤツを作ったら面白い気がしてきた。中に象の神様とか猿の神様の絵でも飾ったら良かろう。
 今度彼女が来た時に「オトウサン、チガウ」と言われるかもしれんけど、こうやって文化や宗教が融合して変化して行くと思えば興味深い作業だと思う。

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I am back from India.

 次男の結婚式に出るために10日間ほどインドに行ってました。今日の昼頃に帰って来て、今はドッと疲れが出た感じがしてます。03171_20230317143401
 ニューデリーとかじゃ無くてビハール州の田舎の結婚式なので、沢山の儀式が有って当人達は大変そうでした。
 これはホテルでの写真。嫁さんの方がデカいのは我が家の伝統(笑)。

03172_20230317143401  インドだから踊る。ビデオをアップしたいけど編集が大変そうなのと、ボリウッドの人気の曲らしいのでYouTubeにはそのままでアップは無理そう。
 面白そうなネタは沢山あるので、適当に紹介して行きたいです。

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2023年3月 7日 (火)

Difficulty connecting to the Internet.

 業務連絡です。今日の夕方から約1週間程度ネットの接続が難しい状態になります。死にかけとかそういうのじゃ無くて純粋に物理的な問題で。
 ブログのアップとか技術的な長い質問とかには返信が困難です。短いメールには返信できると思いますが、ちょっと解りません。
 こんな感じでご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

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2023年3月 6日 (月)

Are these potatoes?

03061_20230307142001 ずいぶん前からジャガイモの種芋が「もやし」状態になって居て植えようと思っていた。でも腰が重いのと霜が降りる朝が続いた事も有って延々と延期状態。
 でもなんとか植え付けを完了した。啓蟄には間に合わなかったけど。

03062_20230307142001  どうみてもジャガイモの種芋を植えたようには見えない。そしてここまで伸びてしまったので芋も殆どの栄養を使い果たしてしまい皺くちゃ状態。
 さて、これからどれだけの芋が生き残るのか?。

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2023年3月 4日 (土)

Reviving the Dynamo

03041_20230305081101 昨日の写真にも写っているけど溶けた半田が飛び散った銀色の筋。
 コンミュテータの加熱によって巻線を固定していた半田が溶けて筐体の内部に銀色の線状に飛び散って居る。ダメかも?と思ったけど復活して良かった。

03042_20230305081101  フィールドコイルを反対側から見る。前回の作業で赤色塗装がしてあった様で、それがまだらに剥げてイマイチ格好良くない。
 浮いた塗装は出来るだけ剥いで、フィールドコイルの保護と絶縁用テープにワニスを再含浸して硬化。

03043_20230305081101  モータリングで初期確認とブラシの馴染み運転をしたらほぼ完成。ここまで十分に出来て居たら後は軸を回して簡単に発電側の試験をすれば行ける。
 ネット上に時々書いて有る「逆回転させて発電する」訳じゃ無くて、フリーの無い競輪用自転車を漕いでいたら後ろから押され、自分の足がペダルから「もっと速く回される状態が発電」。まあ人間の場合は回されてもエネルギが回収は出来んし内燃機関もエンブレがかかるだけだけど、EVだと電力が回収できる。
 これに関連して古ーいバイクをやって居る人とかで「最初は逆に繋いで回して置く」と主張する人が居たりするのも困りモン。これをやられると鉄心の残留磁気が逆向きになってしまい、最初の呼び水的な発電が逆になる。
 機械式のレギュレータだとカットインリレーに極性は関係無いので設定電圧になるとバッテリと直結されるけど、その瞬間に超大電流が流れて正常な磁力の向きに回復する。これってまるで意味の無いことをしてカットインの接点を痛めているだけだから、お願いですから止めて下さいと言うしか無い。
03044_20230305081101  レギュレータは普通の調整と一部のカシメ部に接触不良が有ったので叩き潰して修理した。ハンマがあれば何でも治る(笑)。
 一部にプラス頭のビスが使われて居たけど、手持ちに合うサイズが有ったのでマイナスに変えて置いた。無い時は仕方無い。

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2023年3月 3日 (金)

Overall degree of deterioration.

03031_20230304133701 ポルシェ356の6V用DCダイナモ。チャージランプが点いて発電せず、ショップでモータリング試験したけど「クックッ」と回ろうとするだけ、らしい品物。



03032  最初に気がついたのはブラシが凄い事に成って居た事。
 右側は圧力が無くなった後でアーク放電でもして居たのか、信じられないような形状に消耗している。
 子供の頃に電池のプラス極の炭素棒でバチバチやった時の先端に似ている気がする。
03033  写真では解りづらいけどコンミュテータの焼損と摩耗が酷い。でもこれは銅さえ残って居れば切削で改善出来る。
 問題は巻線との接続が切れてしまって居る事で、これを修理出来なければこのロータは使え無い。若しくは巻き直しになる。

03034  メチャ苦労して再接続と真円切削を終えた。途中の写真を撮るのを忘れたくらい悩みながらの作業に成った。
 このタイプは一つのセグメントに2本の巻線が繋がって居て、奥の方の接触不良を改善するのが凄く面倒だった。

03035  フィールドコイル側の絶縁被覆もかなり痛んで居る。でも納期とか費用の関係で外して巻き直しは無しとなった。




03036  全体にワニスを含浸して硬化させたけど、酷い場所には絶縁テープの切れ端を乗っけて簡易的なFRPにして補修しておいた。




03037  端子との接続分が芋半田になって居た。繋がっては居るけど気分が悪いので外して修正。




03038  あんまり見た目は変わらんけど(笑)、芋半田状態は脱したのでOKとしたい。

 こんな感じで後半へ続く。

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2023年3月 2日 (木)

She killed her dog.

03021_20230304133701 先月から今月にかけて近所の犬が2匹死んだ。そして数日前に死んだ方の犬の餌を貰って来た。ちゃしろは餌の種類に比較的敏感だけど、供養に成るなら今の餌と混ぜて食べさせてみようと思っている。
 この犬は老夫婦が飼っていたけど両方とも施設に入って死んでしまい、近所の知り合いか親戚の人が餌やりをして世話をして居た犬。
 最近は結構頻繁に散歩にも連れて行ってもらって居たので良かったな・・・と思って居たのに、数日前の散歩の時に前を通ると倒れて動かなくなって居た。世話をして居る人に連絡をしておいたら、田舎らしく主の居ない庭に穴を掘って埋めてくれたらしい。
 その犬の餌が右側の黄色い袋。まあこっちは悲しいけど悪い話じゃ無い。

 先月死んだもう一匹の犬の話は胸くそが悪くなる話。
 近所に我が儘なのに何故か周りの人が強く言わない婆さんが居る。犬を飼っていてちゃしろが来た頃は放し飼いにして居た。その犬が何回も来て鬱陶しいので夜中にたたき起こして文句を言ったらそれ以降は繋ぐようになった。
 でもその犬は気に入らなかったのか、家に出入りしている男に頼んで保健所に捨てて貰って新しい子犬をもらって来た。今回死んだのはその犬。
 畑に来るカラスを殺そうとランネートをまぶした毒餌を畑に蒔いていたら、間違えて自分の犬が食べて死んだらしい。そしてしれっと「次は大~きいとを飼おうとおもう」とか言っているらしい。。。
 エマちゃんのオネエチャンによると先々代も自分が撒いた毒餌で殺してしまったらしいから屑みたいな人間だ。
 この手の人間は言っても無駄だと思う。今は精神病院に入っている近所の爺さんも延々と飲酒運転を繰り返して居た。この人も羽交い締めにして引きずり降ろさないと運転を止めない人だった。
 良い事では無いけど、暴力でしか抑止できない事も有るかも?と思う。やっぱり筑豊(笑)なのかもしれない。普通に住んでいる分には何とも思わんけど、ネガティブな物をピックアップすると民度の低さが見えて来るね。

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2023年3月 1日 (水)

Are the transistors Zener diodes?

03011_20230302091701 型番すら消えて居る銀色の箱。この時代のBOSCH特有の4.0mmとか2.5mmの丸ピン端子じゃ無くて普通の250タイプ?の平端子が使って有る。
 色々な呼び方があるみたいだけど、メカポンの燃料系に使われて居て回転数に応じて1個の接点をオンオフするコントローラらしい。
03012_20230302091701  中は割と簡単な回路で昔の言い方で言うと5石トランジスタとなる。
 触って見ると2個のトランジスタは足がもげていた。こんなんで動くわけが無いのでトランジスタは全交換。コンデンサも1個だけはフィルムみたいな感じだけど、他はタンタルみたいな形状。これも全部外して測定したけど許容範囲くらいの容量変化だった。でも変なタンタルでショートモードで死んでも困るので交換しておこうと思う。
03013_20230302091701  3個ほどトランジスタの型番が読めんけど、ネット上で拾った誰かが書いた回路図と実際の回路を照らし合わせて少し悩み、手持ちの中から使えそうなヤツを選んだ。
 訳が解らなかったのは1個のトランジスタ。なんとコレクタが何処にも繋がって無かったから。そして回路を追っかけて行くとE-B間の逆降伏電圧をこの回路の基準電圧として使って居るらしい事が解った。要は数Vのツェナーダイオードとして使って居るわけだ。
 良くわからんけど、どう考えてもそういう回路なので手持ちのツェナーの中から適当なヤツを出して付けたら動き始めた。この時代でもツェナーは有ったと思うけど、ワット数か特性か何かが不足していて、トランジスタの逆降伏電圧を使った方が好ましかったとしか考えられない。
03014_20230302091701  コテコテのアナログ回路というかディスクリートなので、抵抗を何回も交換して閾値の回転数を合わせ込んだ。
 このコントローラにはオンとオフの2種類の閾値が有り、その間には意識的なヒステリシスが設けてある。それに絡んだ抵抗を変更したら元の回転数も変わってきて、結構面倒臭い作業だった。
 でも回路と動作を把握できたし修理も完了したので一安心。

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