2020年7月 6日 (月)

念のためにダイオード

07063  延々とやっていた964のエアコンユニット修理。ようやく作業が完了して納品できる状態と成った。はぁ、長かったし少し神経をすり減らした。全部自分が悪いんだけどね(笑)。
 数日前の見立て通りに、今回の主犯はアナログマルチプレクサの中途半端なチャンネル間干渉。それを見つけるためにはオイルクーラ系の全部をエミュレートする試験装置を作り、地道に波形を見ていくという、或る意味当たり前の手順が近道だったという話。
07064 IC以外にやったのは保護用にダイオードの追加と抵抗値というか温度設定値の調整。まずはダイオードに関して。
 配線図の赤が12Vでピンクが抵抗経由の少し低い電圧経路。そして緑がコントロールユニットに入っているアンサーバック?信号。
 
07061_20200706204001  この信号は抵抗分圧の後で上記のアナログマルチプレクサに入るのだけど、このチャンネルが一番酷く劣化していた。
 回路を見るとこの配線にはリレーが切れた瞬間にモータの逆起電力が加わる。上流側のスイッチだから逆起電力と言ってもマイナス側の電位で、まあ、やっぱり逆起電力でいいのかな?。私はまともな電気の人じゃ無いので良く解らん。
 で、それが悪さをしていたら困ると考え、それを吸収する為にダイオードを追加した。もしかしたら純正のモータにはフライホイールダイオードが付いているかもしれんけど、壊れてしまうかもしれんし、ダイオード無しの社外品とか有るかもしれん。
 そう言えば「フライホイールダイオード」なのか「フリーホイールダイオード」なのか良く解らん。やっぱりまともな電気の人じゃ無いからいい加減だ(笑)。
07062_20200706204001 こっちは温度検出用サーミスタの抵抗値と温度のグラフ。
 マニュアルには60度と85度と100度の抵抗値が載っていて、105度でファンが起動することとしか書いてない。試験するときに105度の基準抵抗値が欲しかったのでグラフを書いてみた。
 これで行くと105度の抵抗値は780オーム位になりそう。まあ車載用のサーミスタとか誤差もだいぶあるから、その辺りで回ればOKの世界と思う。

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2020年7月 2日 (木)

壁と大仏

07021_20200702203001 コロナが段々ヤバイ感じに成ってきた。首都圏で暮らしている人は解らんと思うけど、地方の人間に取って今の首都圏は屁理屈を言って対策を放棄した武漢に見える。
 夜の街だから、若者は重症化しないから、検査数を増やしたから、医療は崩壊してないから、経済が死ぬと本当に死ぬから、基準を見直したから、専門家は首にしたから、日本人は清潔好きだから、日本には富岳があるから、、、
07022_20200702203001  こうなったら東京都の周囲に壁を作って皇居に大仏を建立するしか無かろう。ディズニーランドまでは「東京」という事にして、その中でGOTOやれば他に迷惑かからない。
 まあ人の事を心配する余裕は無い。我が家の食糧自給政策は徐々にだけど前進している。今日はナスが8個採れた。残っていたジャガイモも全部掘った。今回はメークインが主体で鹿児島で話題の男爵(笑)は僅か。

07023_20200702203001  最近は面倒くさいユニットが続く。これは集中ドアロックのユニットらしい。
 ピンが沢山あって何が何が解らん。配線図は線が多くて老眼鏡をかけても頭が痛い。


07024 しかもコーティング剤が強固で半田が溶けづらく、シンナーとかアセトンとか試してみるけどサラッとは取れない。
 シンナーで軟化させている間に、配線図でも読んで仕組みを理解しよう。

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2020年7月 1日 (水)

真面目にやると前進する事も有る

07011_20200701210901 先日やったつもりに成っていた低レベルな整備作業。予想通りにオイルクーラのファンが治ってなかった。
 前回はエミュレータも無いのに全体的な目で見たので掴み所が無かったけど、今回はオイルクーラのファンだけ見れば良い。そこでその部分に限定したエミュレータを作ってみた。
07012_20200701210901  前回も小規模なヤツは作ってみたのだけど、後で回路を良く見るとモータの端子からアンサバック?的な信号が戻っている事が解った。で、今回はそれも生かしてさらに本当にモータを回すことにした。何を見ているか判明してしまえば抵抗でもインダクタでも良いかも知れないけど、今は何も解ってないからモータの代用はモータが無難。
07013_20200701210901  半日くらい基板とオシロを眺めていたら、なんとなくアナログマルチプレクサの動作がおかしい気がしてきた。
 信号の選別はきちんと出来ているけど、特定のチャンネルに信号が入ると全部のレベルが振れてしまう。これって中途半端に壊れて居るんじゃ無かろうか、
 問題のICは変わった内容が多い4000シリーズのICで、こんなの手にはいるのかな?と思って検索したら秋月に売っている事が解った。今日の昼に秋月から荷物が来たばっかりだよ。。。

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2020年6月28日 (日)

ランクルは変態仕様

06281_20200629202101 ランクルには24Vと12Vが混在しているのが有るらしい。話には聞いていて知っていたけど、その関連機器を自分が作業する事に成るとは思わなかった。
 これはDC24VからDC12Vを作る変換器。車体の24Vから一般的な自動車用12V機器を動かす為の物らしい。トヨタ様と言ってもランクルの為だけに24V機器を作らす訳には行かんかったんだろう。それにユーザーも困る。
06282_20200629202101  ショートさせて死んでしまい、それ以降はヒューズが飛ぶとか。そんな機械に24Vをいきなり印加する訳には行かず、パワー回路を中心に少しずつ検証していった。



06283_20200629202101 いくつか悪いヤツが解ってきた。ピッタリ同じ部品は無かったけど、使えそうな部品が有ったので修理する事が出来た。
 始めて知ったけど3系統の電源回路が有った。まず12Vを常時給電する回路。そして12VのAcc用回路とイルミネーション用回路。この2個は1個のDC-DCから供給されており、それを2個のトランジスタで水道の蛇口の様にオンオフしている。
 今回はDC-DCを起動する回路と、Accの蛇口用トランジスタが壊れて居た。オリジナルは最大定格が5Aか6Aくらいのヤツしか使ってないから、想定の使用電流は2Aとかせいぜい3A位のモンだろう。追加の機器をぶら下げるには十分な検討が必要だと思う。

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2020年6月27日 (土)

マルセイユは泥の香り

06271_20200627203201  貯まっていた多量のレギュレータ。調整の方は終わったので半導体化に進む。
 リレーを外したり電極を使えるように削ったり・・・、どう見ても機械系の改造作業。
 電気や電子単独なら優秀な人が沢山居るけど、怪しい作業も一緒にやる人は少ない。だから私の様なヘボイ人物でも仕事にありつく事が出来る。小さい頃から怪しい事ばかりやって来て良かった?よ。
06272_20200627203201  途中の写真は記録用に部分のアップしか無くて、何がなんだか解らんので一気に完成写真。
 このバージョンはなぜかダイナモに繋ぐ線が出ている。しかもそれが自身の端子にビス止めしてあるという意味不明な構成。
 ネジの交換をしていて気が付いた。ダイナモの上に乗せた場合、この線をダイナモの出力端子に直接繋ぐ訳だ!、たぶんそうだ。

06273  お化け羊羹みたいなヤツはマルセイユ石鹸。私が時々見に行く930乗りの人が買っていたので真似してみた。
 普段はこんな物は買わないのだけど、冬の乾燥肌と手の甲のゴム手袋まけ?で苦労しているのが軽減されないかなと期待して。アトピーの子を持つ親が色々と試すようなモンかもしれん。
 今日の午後に来たので取りあえず1枚切って使ってみた。第一印象は「泥の匂いがする洗濯石鹸」で余り良い印象は無い。ただ感触は悪くないので冬まで使って様子を見ようと思う。
 嫁さんも試したみたいだけど、「私は絶対に無理!」らしい。まあ解らんでも無い、これは意識高い系主婦のテリトリーだ。普段はVERYを読んで時々家庭画報をめくる主婦の姿が目に浮かんだ。

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2020年6月24日 (水)

効率化

06241_20200624211301 同じ様な作業が続く事は良くあるけど、同じ作業が重なることはあまりない。1個の方は順番が前後するけど、収益を上げる為に(笑)同時作業をする事にした。
 この辺りは電子回路の修理と言うよりも小さな機械の整備に近い。

06242  大物部品を交換したり整備してから装着していく。





06243  基板上の部品も交換していく。特に希望が無ければ、リフレッシュだと今までに問題が起こったヤツを中心に交換して全数までは交換していない。



06244  交換前の点火用コンデンサ。容量は十分に有るように見えるけど、ESRに着目すると劣化が見えてくる。




06245  こっちは新しいヤツ。この位だと体感は出来ないかも知れんけど、1次コイル電流は明確に減っている。
 今のタイミングは、急速にダメになったり、不安定に成ったりする入口に有るのは確かだと思う。

06246 試運転と点火タイミングのアナログ的な調整。





06247  電圧も十分だし充電の感じも良い。ちなみに赤い波形はデスビからのピックアップコイル信号。
 現物を回すわけには行かんので、この波形は実車から採種したデータを元に、任意波形発生器で作った疑似波形。
 小さなノイズを色々と変えてみて反応を見る。オリジナルの回路だとこのくらいのノイズが限界。専用ICを使った入力回路に作り替えるとこの画像の5倍くらいノイズが乗っても正常に点火する様に成る。でも電子回路的に「改造」に成るので、こちらから強くお勧めしたりはしていない。興味の有る方はお問い合わせ下さい。

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2020年6月23日 (火)

低レベルな整備士

06231_20200623201201 白骨号のミッションオイルを交換した。これはデフも一体に成っているからハイポイド対応のGL-5が指定。
 普通のFFもデフが一体だけど、あれはギヤが直交しないから少しは楽なんだろう。でも縦置きエンジンのFFは一緒か。。。じゃあ今度はスバルのギヤオイルにしてみようと思ったけど、スバルは20L缶しか無かったので止めた。


06232_20200623201201 で、選んだのはコメリの農機用(笑)。チャンとGL-5と書いてあるから大丈夫のはず。
 今回はシンクロの効きに関して実験的な意味合いが有り、出来るだけ「素」のギヤオイルが欲しかった。バイクのエンジンオイル的なイメージで、デフギヤが壊れると困るけど、シンクロはしっかり効いて欲しい。

06233_20200623201201  見る人が見れば解るけど964とか993のエアコンコントロールユニット。
 修理依頼だけど接続されるセンサとかアクチュエータが多すぎて、ワニ口クリップとか簡易の機材では総合的な試験が出来ない。と言うことは悪いところが断定出来ないし、修理後の検証も出来ない。
 やったことは症状と回路から怪しい所を弄ったり交換したりしただけ。典型的な低レベルで駄目な整備士の仕事ぶりで情け無い。
 「廃車から10個くらいモータとセンサ集めて自作すれば良いだべさ」とロートル自慰さんなら言いそうだけど、相手は964とか993なのでちと難しい。でも今のままじゃ情け無いので、次回までには964のエアコンシステムエミュレータを構築しようと小さく心に誓った。

06234_20200623201201 6ピンのCDIが2個溜まったままだ。取りあえず1個に着手したけど、火が出ないという話なのに火が出る。
 受け入れ検査で簡単に見たときはうちでも火が出なかった。でもこの時は作業の時間が無かったのでそれ以上追い詰めなかった。そして今日になってやろうとしたら動作する。
 うーん、何処かの接触不良かな、コンデンサが休眠?でもしたかな。良く解らんけど相談したら不安な所を無くしてくれと言われたので、リフレッシュ的に全部を見直そう。
 もう1個もリフレッシュ的な作業なので、平行して進めた方が効率が良いな。測定機材とか片付ける必要が無いし。

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2020年6月21日 (日)

界磁弱めは危険な香り

06211_20200621203001  昨日苦労した作業。
 930用社外品で強力型クーラーファンの不調。回るときと回らない時があり、ファンがケーシングに接触したりもする。



06212_20200621203001  コンミュテータが一部焼損している。修正するには直径で0.3mmくらい追い込んだので、このサイズにしては結構な深さ。



06213_20200621203001  グローラのような物を持ち出す前に、テスタでロータの巻線を簡易チェック。ブラシが当たるコンミュテータ間でkΩはあり得ない。



06214  巻線は切れて居らず、コンミュテータと巻線をかしめて有る場所が緩く成って居た。そして緩い場所が4箇所も有った。。。この場所で止まったら起動できんよなあ。


06215  悩んだけど全部の金具を起こし、隙間を洗浄して針で汚れを削り取り、ペンチを1個潰してカシメの治具を作り、最終的にはカシメでは効きが悪いのでポンチで追加攻撃した。仕上げにこの上を耐熱性のボンドで覆って完成。

06216 ちょっと気になるのがサイズと電流。このモータは界磁弱めで3段階の変速が出来るのだけど、最弱界磁の時、すなわち最高回転数の時に13V印加で14Aも流れる。
 3速の界磁弱めも改造で実現した様な感じなので、もし強い界磁が前提のモータだとしたら界磁弱めで速めた分は無理した過回転と過電流に成って居るんじゃ無かろうか。
 それ以外にも軸方向にガタがあったり、あまり使って無いのに含油軸受の部分の軸に傷が有ったり、軸受部に全く油っ気が無かったり、あまりお勧めじゃ無い感じがした。
 取りあえず気になる部分は整備してみたけど、最高回転を続けるのは怖い気がする。
06217  今は大宰府で勤務中の三男から、父の日だから?コーヒー豆が送られて来た。
 なんか有名な店らしい。



06218  まずは頭が良くなりそうな道真ブレンドから飲んでみた。
 直前に飲んでいたのが澤井コーヒーの安物ブレンドだったので、なんか上品な落ち着いた味に感じる。


06219 こっちは名前の雰囲気的にもう少し個性的な味かもしれん。
 ヨーロッパなのに「うそ」なのはなぜだろう?。

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2020年6月17日 (水)

効くヤツは身体に悪い?

06171_20200617210401 今日も有りがたく草刈りと畑仕事と電装品の作業を続けている。
 これはちょっと前に入ってきていたレギュレータたくさんの案件。軽く受け入れ検査だけして作業内容の返答待ちだったけど、返事が返ってきたのでポチポチ作業している。

06172  空冷のVWとかポルシェの世界で高値がつきそうなヤツばかり。しかも3個は新品みたい。
 新品で壊れては無いけど、数十年も寝ていたので接点に強固な酸化被膜というのか、金属が熟成された(笑)物か知らないけど、絶対導通させない意図を感じる薄膜が出来る。旧車のポイントとかでも時々出くわすヤツで、紙ヤスリで削るしか無いのだけど、少しだけ粘りけが有るような妙な物質。
 そう言えば変なオッサンから接点洗浄剤?を貰っていたのを思い出した。時々使ってみて悪くない感じなので、今回も小さくちぎった紙ヤスリと謎の薬剤攻撃で乗りきった。

 そう言えば「効くけど身体に悪い」ような話をしていたような気がする。毎日使うと胆管ガンに成るようなヤツだろうか。まあ数ヶ月に1回しか使わないから、これよりも2日に1回くらい使うパーツクリーナの方が身体に悪かろう。
 まあ、来冬のコロナでどうなるか・・・期待値的にはそっちの方が問題かもしれん。

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2020年6月16日 (火)

ヘビでは無いと思う

06161_20200616205401 先週作ったMAF→VAF変換基板だけど、微調整の回路が無かった。
 アクセルを大きく開けた時はどうでも良いけど、アイドリングの時は決め打ちのデータでは誤差が大きい。O2センサのフィードバック範囲には入って居るけどオリジナルもアイドルだけは調整ねじが有るから負けたくない。
 アイドルだけに効く調整は難しかったので、全体にずらす思想で逃げた。開度すなわち出力電圧が大きくなれば、同じずれ量でも意味合いは薄くなるから許す事にした。
 ジャンク箱を漁ったら16段階のスイッチと4ビット分の集合抵抗が出てきた。集合抵抗とか何十年ぶりに使うんだろう。PICの全てのポートにプルアップが効けば要らないのに、1個だけプルアップが効かないという変態仕様なので仕方ない。
 夜になったので試験はしてない。動くかな?。

06162_20200616205401  ちゃしろに荷物が届いた。カラスヘビみたいな物が出てきて興味津々。





06163_20200616205401 とりあえず匂ってみて、噛んでみるのは犬のお約束。でもヘビでは無いとおもうぞ。

 ありがとうございました。

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