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2008年11月20日 (木)

案ずるより産むが易し

1120 1個が200円台だったので取りあえず買っていたイスカルのチップ。幅が2mmで小物にはちょうど良いのだけど、ホルダを買うと1万、2万の単位で飛んでいくので悩んでいた。
 食後のコーヒータイムには、上からどうやって押さえようかと、構造のマンガを書いては消してを繰り返した。オリジナルのセルフグリップ構造なんて、個人で自作するのは無理だと最初から諦めていた。
 昨日の夜寝付くまでの間に考えてみたのだけど、鉄系の材料を使っている限りは弾性係数には大差がない。破壊強度まで考えると大きな差があるけれど、工作機械系はまず剛性の世界と思うので、破壊強度ではなくて剛性で決まっているのでは無かろうかと。
 と言うことは・・・私が同じ様な形状をSPHCの1.6mmから金鋸で切りだし、ドリルで穴を開けて、ヤスリで形を整えた場合、一番大きな差が出るのはチップを咥える部分の耐摩耗製位じゃ無かろうかと。
 イスラエルの機械に出来る事なら日本人の手作業でも出来るはず(笑)。いつもの様に種子島の鉄砲鍛冶の気分になって朝食後に取りかかった。

 結果はあっけなかった。仕事を始めるまでの約1時間でそれらしいプレートが出来てしまった。木槌で軽く叩き込むとしっかりとグリップする。穴にドライバを突っ込んでこじるとポロッと取れる。
 気分が高揚して来たので、以前に作りかけていた草刈機の刃で作った突切りバイト用の改良型ホルダの仕上げにかかった。
 残り僅かの行程になり、仕事の時間に食い込み始めたので気持ちが焦っていたのだと思う。M4のタップを折ってしまった。高名の木登りか、兼好法師御免なさい。

 夕方になってから折れたM4のタップを買いにグッデイまで行った。トレーニングがてらママチャリで真面目に漕いでいった。
 3本ローラばかりしている良い影響なのか、最初の頃は凄く綺麗に楽に脚が回った。しかし起伏の有るところにさしかかり、トルクが必要になると一気に汚い漕ぎ方に成ったのが自分で解った。高トルク域でも綺麗に回す練習をしないといけない。

 280円のノーマルと、880円のステンレス用と、同じく880円のスパイラルが有って迷ったけど、いつもの様に一番安いノーマルの2番を1本だけ買って帰った。
 帰ってから残りを仕上げて試験切削を行ったのがこの画像。最初はチップがはじけ飛ぶ様な気がして怖々だったけど、しっかりとセルフグリップ構造が効いていてびくともしない。
 切断直径も欲張らずにφ30くらいでホルダを計画したのも良かったのだと思う。草刈機の刃の1号機とは比べものに成らない程の剛性感がある。
 ただ、切れ味は草刈機の刃をグラインダでシャープに研いだときと大差ないような気もする。チップの取付角度とか、その辺の小さなセッティングが悪いせいかもしれない。
 SSの1.6mmから作ったプレートなので、チップを咥えて居る部分が直ぐにへたって来るかもしれない。でもプロに比べたら数百分の一も交換しないと思うので、大きな問題にはならないと思う。
 先端の硬化のために、薪ストーブの中に木炭と一緒に放り込んで侵炭とか面白そう。青酸カリが手に入ればそっちの方が簡単とは思うけど、今のご時世入手は難しかろうと思う。

バイク 10km

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